オーストラリア人の歌手コーディー・シンプソンが12月13日、競泳選手として東京オリンピックへ向けた選考トライアルへの出場資格を得たことをInstagramで公表。歌手デビューのため選手キャリアを断念してから10年を経ての快挙でファンや関係者を驚かせました。
コーディーは現在23歳で、2009年にYouTube上で見いだされて歌手デビュー。キュートな容姿も相まってまたたく間に人気を獲得し「第2のジャスティン・ビーバー」と呼ばれるまでに。デビュー後は拠点をアメリカへ移し、作品をリリースしてワールドツアーを開催するなど大成功を収め華やかな日々を過ごしながらも「腹の中では競泳復帰への思いがメラメラ燃えていた」と告白しています。
コーディーは2020年に入ってから、ついにコーチ指導のもと本格的なトレーニングを再開。Instagramには日々プールで泳ぐ姿を投稿していました。5カ月の猛特訓を続けた結果「10年の時を経て、もう一度ここへ戻ってきた」と100メートルバタフライで国内選考候補になったことを大々的に公表。「これから何が起きるのか楽しみで仕方がない」とオリンピック出場に向けて意欲を示しています。
米代表競泳選手として、オリンピックで28個のメダルを獲得した経歴を持つマイケル・フェルプスは「やってやれ! 友よ、おめでとう」とコメント。同郷の競泳選手でオーストラリア人選手として最多5つの金メダル獲得記録を持つイアン・ソープも「プールで楽しむきみの姿を見られてよかった」と答えています。
ファンや関係者も次々と「おめでとう」「きみを誇りに思うよ」とコメント。夢を諦めなかったコーディーへ「できないことはないの?」との驚きや「ぐっとくる」「早々と泣けてきてしまった」と感動のメッセージも寄せられています。
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