マタニティブルー気味で落ち込んでいた妊婦さんが旦那さんの発した「家族で過ごしていると幸せ」という言葉で気持ちが切り替わり、幸せに気付けたエッセイ漫画が心にグッときます。
ホットプレートでお好み焼きを楽しむ家族団らんの場。作者のあい茶(@jyudenkireta)さんは、2人目の出産を控えて、不安な気持ちを抱えていました。生活の大半は親としての時間に占められ、このまま「ママ」としての時間が中心になっていく生活。子どもが小学生になるころには自分の年齢は40代に突入し、しばらく自分のための時間は持てないのだろうと考え込んでしまいます。
不安げな心情に反して、お好み焼きを満足そうに食べる旦那さんが「こうやって家族で過ごしていると幸せですねえ」と気持ちを口にします。さらに「4人になったらもっと楽しくなりますねえ」と、これからのことをうれしそうに語り出しました。その言葉を聞いたあい茶さんは驚きます。自分と旦那さんの幸福度はまるで違っていて、同じように育児に携わっていたにもかかわらず、旦那さんは不安ではなく、幸せな気持ちで満たされているようです。
あい茶さんは第2子の妊娠がわかったときのことを思い出します。怖い気持ち6割で育児の心配3割だったのに対して、旦那さんは能天気かもしれないと遠慮しつつ「楽しみ9割」と心境を語っていました。「今ここにないもの」を考える自分と「今ここにあるもの」を考える旦那さんとの違いに気付き、幸せは今ここにあるものに集中することかもしれないと考えが落ち着きます。
漫画を読んだ人からは「今ある幸せを大切にしたいと思いました」「目の前に小さくても幸せがあったらちゃんと感じていたい」など気付きを得たという感想や、「大変さが身に染みてるからこそ不安に思いますよね」と不安な気持ちに寄り添う言葉が寄せられています。
ちなみにお子さんは「もうすぐ赤ちゃんが来るからかわいがろうね」と弟ができたことを知らされると、「青ちゃんは? 黄色ちゃんは?」と無邪気にかわいらしく質問するのでした。
画像提供:あい茶(@jyudenkireta)さん
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