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観測史上1位に迫る記録的大雪のおそれも 年末年始は大雪による災害に警戒

警戒すべき点も解説。

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 年越し寒波が列島に襲来。これからの数日間で、状況を一変させるほどの大雪になり、立ち往生や落雪事故など全国で相次ぐ恐れがあります。雪が強まる前に備えを万全に行って下さい。



北陸・中国では不要不急の外出はNG

 これから日本列島の上空1500m付近には、平年より10度前後も低い氷点下12度以下の非常に強い寒気が流れ込み1月1日頃にかけて日本海側を中心に、場所によっては太平洋側でも大雪になる恐れがあります。

 各地の大雪の警戒期間を確認すると、特に警戒が長引くのが北陸で30日から1月2日にかけてです。日本海で発達した雪雲が同じ場所にかかり続ける恐れがあります。中国地方でも山陰の山地を中心に平地でも30日から元日にかけて警戒が必要です。そのほかでも東北は日本海側を中心に31日大晦日から元日にかけて。関東甲信は長野北部や群馬北部で、東海では岐阜県の山地を中心に、近畿は北部山地を中心に30日午後から元日にかけて強い雪に警戒が必要です。

予想降雪量(24時間・多い所)



 北陸では30日午後6時から大晦日午後6時までに多い所で70センチから100センチ、さらに大晦日午後6時から元日午後6時までに80センチから120センチの降雪が予想されます。世界でも有数の豪雪地帯である北陸地方。アメダス観測値で24時間に降った雪の量のデータを調べると1位の記録が新潟県魚沼市の守門で137センチ(1986年1月10日)、十日町市で127センチ)2010年1月14日)、津南町で113センチ(2014年12月14日)となっています。今回予想される雪はこの記録に迫るもしくは凌ぐほどの記録的な大雪になる見通しです。※全国では鳥取県大山町で145センチ(2011年1月1日)。

 そのほかでも山沿いを中心に西日本の太平洋側の普段雪が積もらないような平地でも積雪となる恐れがあります。

大雪に対する注意・警戒点



 今月14日から21日かけて北陸地方を中心に降った大雪の影響で関越自動車道ではおよそ2000台にわたり大規模な立ち往生が発生。山形県では落雪による死亡事故が多発しました。今回も道路での立ち往生、屋根からの落雪には十分な注意・警戒が必要です。また、強い風を伴って、日本海側を中心に猛吹雪の恐れがあります。ホワイトアウトになって視界が全く効かなくなる可能性があります。不要不急の外出は避けるようにしましょう。

 そのほか樹木に着雪して、倒木が相次ぎ、大規模な停電が発生することが想定されます。懐中電灯や非常食、暖をとれる毛布など非常用品の備えも早めに行って下さい。

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