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もしも残業中に「音を全て吸収する雪」が降ったら? 普段は言えない本音を叫んだ結果ほっこりした漫画(1/2 ページ)

秘密が2つありました。

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 「音」を吸収する不思議な雪に向かって、普段は言えない本音を叫んだ創作漫画「静かの雪」が、ほっこりさせてくれます。「何も聞こえないなら、何を言っても大丈夫」と思っていると……?


「静かの雪」コマ1

 舞台は常識外れの大雪が降った都内。0時近くまで明かりが灯るオフィスでは、前野さんと吉川さんが残業していました。テレビの中のニュースキャスターによると、この雪は全ての「音」を吸収する性質があり、普段にぎやかな都心からは考えられない無音の世界になっているとのこと。なんとも不思議な現象です。


「静かの雪」コマ2

 音が出せない天候による事故を考慮して、電車やタクシー、トラックなども明け方まで運転を禁止する特別措置をとったため、帰れなくなってしまった2人。前野さんはこんな日に2人に仕事を押し付けてきた係長へのいら立ちが隠せません。ところが、何かを思いついた顔の吉川さんは「外に出てみましょうよ!」と声をかけます。


「静かの雪」コマ3

 日付が変わる時刻までの残業に加え、雪のせいで帰宅ができなくなったイライラをスッキリさせる方法は、ずばり“大きな声を出す”。「音」を吸収する雪のおかげで、どんなに大きな声を出しても何も聞こえません。雪が降る真夜中、2人は思う存分言いたいことを叫びます。


「静かの雪」コマ4

 吉川さんは思い出にと小さな雪だるまをオフィスに連れて帰り、前野さんと記念のツーショットを撮りました。その後、2人は明け方まで仕事をしてから仮眠をとりますが、「ウオ────────!」という叫び声に驚き目を覚まします。

 音の発生源は雪だるま。しかも、叫びの内容をよく聞くと、「仕事押しつけてんじゃね──!」など覚えのあるせりふばかり。どうやら、音は消えたわけではなく、雪の中で固まって溶けると同時に全てを吐き出しているようでした。雪の秘密に気づいた2人は慌てて雪だるまの叫びを止めようとします。なぜなら、お互い相手に聞かれたくない“思い”を叫んでいたのです。

 2人の秘密と結末が気になる「静かの雪」を公開したのは、漫画家・イラストレーターとして活躍するパウロタスクさん(@paultaskart)。現在は「幻冬舎plus」で農家のごはんを中心に描いた「農家メシ!」を連載中です。

画像提供:パウロタスクさん(@paultaskart

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