「海の底ってどんな景色かしら?」→強制入水 すぐGAME OVERになっちゃうイカとプリンセスの漫画がポップでシュール(1/2 ページ)
スピード感とかわいさの中に混じる毒気。
お城で暮らすプリンセスとイカたちのポップでキュート、そして無慈悲な日常を描いた漫画に病みつきになる人が続出しています。作者はTwitterやpixivなどで漫画を公開している、こおにたびらこさん(@koonitabirako99)。
とあるお城に、プリンセスとイカが一緒に住んでいました。イカはぬめりけがあったり、斑点模様があったり、生臭かったりと妙にリアル寄りですが、そんなことは誰も気にしない世界観です。
ある日、プリンセスが「海の底ってどんな景色かしら?」とイカたちに尋ねると、イカたちは海の底の魅力を一生懸命伝えようとします。そして、親切心からかプリンセスを担いで猛ダッシュし、そのままプリンセスとともに海の底へ沈んでいきました。もちろん、人間であるプリンセスは無事であるはずがなく、「GAME OVER」に。そんな……。
イカもプリンセスも関係なく「GAME OVER」になる不条理でナンセンスなギャグが持ち味の同作。また別の日の話「イカとプリンセスとプレゼント」では、お城に魔王からのプレゼントが届きます。イカとプリンセス全会一致で「爆弾が入っている」と思いながら箱を開けてみると、やはり(?)時限爆弾が贈られてきました。治安が悪い。
突如訪れた危機に、赤か青を切ればタイマーが止まると映画の知識を持ち出すプリンセスは順調にフラグを回収していきます。そして、イカたちによる多数決で青いコードを切った途端、また「GAME OVER」。
しかし、毎回「GAME OVER」を迎えてばかりではないのが「イカとプリンセス」の魅力。例えば、お城にタコが出現したときは、イカが応戦し容赦なくタコ焼きにしてしまう頼もしさを発揮します。また、プリンセスがイカにドッキリ大作戦を仕掛けるエピソードなど、読者をほっとさせてくれる“生存エンド回”もしっかり存在するのです。
「イカとプリンセス」シリーズは、ヌメヌメする毛布、ケーキを食べるイカとプリンセス、おとぎ話の主人公になりたいプリンセスなど8作がpixivで公開中です。
※作品提供:こおにたびらこさん(@koonitabirako99)
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