漫画家の後藤羽矢子(@hayakogoto)さんが、「スマホ時代になって電話が描きやすくなった」と、「電話機の描きづらさの変遷」を図にまとめて注目を集めています。電話機の進歩は、描きやすさの進歩でもあった?
図は黒電話時代からスタート。後藤さんもきちんと描くのは初めてで、「フォルムが全て曲線で構成されているのがしんどい!!」と語ります。次世代のプッシュホンは、曲線が減って描きやすくなったようですが、それでもボタンを均等に描くのが大変なのだとか。
そして時代は子機・FAX付き電話へ。ボタンが多かったり、楕円形だったりで手間は増えていますが、後藤さんいわく「長方形のシルエットは黒電話よりも楽かも」だそうです。
携帯電話も普及が進み、折りたたみ式のガラケーが漫画の小物としてよく出るように。微妙な曲線のシルエットが面倒くさく、場合によってはストラップが付くわけで、描き手の悩みは尽きません。
それもガラケー時代後期になると、直線的な端末が増えていきなり描きやすいことに。スマホ時代へ突入すれば、絵としては限りなく四角に近く、後藤さんは「科学の進歩すばらしい!!」と喜んでいます。
ツイートは「進化の過程が見られて懐かしく思う」「『ガラスの仮面』の執筆スパンが長すぎて、当初は黒電話だったのにいつの間にか桜小路くんがガラケー持ってて驚いた」など、さまざまな反応を呼びました。「受話器のカールコードに指を突っ込んでもじもじしている女の子とか面倒くさかった」など、描き手からの共感も散見されます。
その一方で、「スマホは描きやすいけど、描いていてこれホントにスマホだと分かってもらえるかな? と思う」といった悩みの声も。作画が楽になったらなったで、「見せる工夫」が必要になるということなのでしょう。
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