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オンライン百科事典「Wikipedia」を運営する団体Wikimedia Foundationは、「期待される行動」「容認されない行動」などをまとめた「ユニバーサルな行動規範」を初めて公開しました。
インターネット利用者の増加に伴い、オンラインでの両極化や少数派への暴力的な発言が増えている傾向を受けて、Wikipediaなど同団体のプロジェクトのコンテンツへの説明責任やユーザーの行動を規定するポリシーの強化が重要になっているとしています。1500人を超えるボランティアが策定に携わっています。
行動規範では、理解しようと努力することや、善意を心がけて肯定的な編集を行うことなどを参加者に期待する行動として挙げています。一方、容認されない行動としては、侮辱やセクハラ、荒らしといった嫌がらせや、意図的に正しくない、または偏ったコンテンツを導入し、コンテンツの作成を妨害する不正などを挙げています。
Wikipediaでは従来も利用規約で嫌がらせや荒らしを禁止していましたが、行動規範ではより具体的な説明が記されています。同サイトは1月15日に20周年を迎えており、同団体は行動規範の策定について「人類の知識が集合する公共広場」を作るというミッションの進化における重要な一歩としています。
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