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実物にしか見えない、リアルで懐かしい雰囲気のジオラマが「風景写真かと思った」「え、これがジオラマ!?」と反響を呼んでいます。
「1枚目は現実の写真で、再現したのが2枚目かな?」と思いきや、実はどちらもジオラマという衝撃の作品です。昭和の面影残る、閉館した映画館。日本のどこかに本当に存在するのではないかと思える寂れた空気感が実にリアルで、静かに浸っていたくなります。
作者のタカツ(@sakatuca)さんによれば、同作品が完成したのは2018年4月。作図や考証に2〜3カ月、制作に3〜4カ月を費やした大作です。ジオラマは基本的には0から図面を引いて作っているそうで、印象的な「HI-C」と「サンキスト」の自動販売機も80年代をイメージして自作した模型作品となっています。
単なる「レトロな模型」ではなく、「時代に取り残された街の一角の模型」といったイメージで作ったのだとか。いろいろと背景を想像したくなる“古さ”が魅力的です。
また、こちらの映画館は空想上の存在しない建物ですが、タカツさんの中では所在地が明確に決まっているとのこと。制作前にはリアリティーを高めるために、想定した住所の周辺を取材したそうです。
過去には、近所の公園で撮影した写真も公開しています。自然光によって存在感と現実の空気感が増した姿がまたたまりません。
タカツさんはモーメントにてこれまでのジオラマ・ミニチュア作品を公開中。またInstagramではヨーヨープレイヤーとしてのテクニックを披露しています。
画像提供:タカツ(@sakatuca)さん
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