三毛猫の「たま駅長」、たま駅長をモチーフにしたかわいすぎる電車「たま電車」で知られる和歌山電鐵が、新たに「たま電車2(仮称、以下略)」を作り、走らせます……! “猫の日”の2021年2月22日、クラウドファンディングサイトのMakuakeで運行実現を支援するサポーター募集プロジェクト「ニタマ電車運行プロジェクト」が始まりました。
たま電車2は、鉄道ファンならばおなじみの水戸岡鋭治氏がデザインする「たま電車」の第2弾。黒い車体に、自由きままに遊ぶかわいいネコの絵をいっぱい描きます。
車両前面はひげを生やしたネコの顔、もちろん「ネコ耳」付き。2020年1月に行われた、たま駅長の就任13周年記念式典で今回の新しい車両の建造計画を明らかにしていました(関連記事)。
たま電車2のモチーフは、たま駅長の後を継いだウルトラ駅長の「ニタマ」。2020年1月に和歌山電鐵株式会社の執行役員と、貴志川線14駅の総駅長職であるウルトラ駅長に就任したニタマは、2021年2月現在、貴志駅にて水曜日・木曜日を除く10〜16時で勤務しています。公式Twitter(@ekichoTAMA)でそんなニタマ駅長たちの様子が毎日見られます。
たま電車2の改装費用見込みは約4500〜5000万円。今回のプロジェクトではそのうち1500万円の支援を目標に、資金は車両改装費用に充てます。プロジェクト終了後、2021年秋に車両工事を実施し、2021年冬の運行開始を目指します。
個人サポーター(支援者)は支援額3000円、5000円、1万円、5万円、10万円から。企業サポーターは支援額100万円から。
リターンとして「ニタマの肉球印付き」ポストカードや缶バッジなどのグッズとともに、5000円支援までは和歌山駅9番ホームに3カ月間名前掲示、1万円以上の支援者は車内プレートに名前(企業サポーターは社名・企業ロゴ)を最低1年間、個人支援者は“該当車両の運行が続く限り恒久的”に掲示できる権利が得られます。
かわいいニタマにお願いされたら……あぁぁ。
(鶴原早恵子)
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まさに招き猫でした。