「カプコンアーケードスタジアム」が最高すぎて全人類遊んでほしいという話: 今日書きたいことはこれくらい(3/3 ページ)
しんざきさんによる「カプコンアーケードスタジアム」第一感。
フォゴットンワールド
ローリングスイッチがないフォゴットンワールドってどうやるんだ…? ってちょっと思ってたんですが、ライトスティックでサテライトを操作しながら戦うのが予想以上に面白いです!! こればっかりはアーケードコントローラーではなくプロコンないしジョイコンで遊ぶべきタイトルでして、こんな感じの、「モンハン持ち」ならぬ「フォゴットン持ち」を開発して現在遊びこんでいるところです。
とにかく「向き」が重要なSTGなので、素早く向きを変えて周囲を薙ぎ払っていくのがとても楽しい。人間型プレイヤーならではのプレイ感と楽しさだなーと思います。
お金と買い物の概念があるSTGって名作しかありませんよね? あとシルフィーがかわいい。
U.S.NAVY
「19XX」と並ぶ、30年越しに移植が実現した幻の横スクロールSTG。ゲームシステムはほぼ「エリア88」と共通していまして、エリパチ好きな人ならまずいけると思います。
「エリア88」よりもやや難易度が上がっているんですが、「1発弾を受けても死ぬわけではないライフ制」「特殊武器を買い足すことによっていきなり強烈にパワーアップする自機」という要素はそのままで、特に序盤はかなりのマイルド難易度で非常に遊びやすいです(途中から結構遠慮なく難易度上がるけど)。
あと、作戦の説明をしてくれる司令官がどう見ても最近逝去された某著名俳優の方にそっくりなのですが、そこも修正されずそのままになっています。海外版だとちゃんと切り替わる。
サイバーボッツ
ロボット格闘ゲームの金字塔。「パワードギア」からのスピンオフ的な作品でして、パイロットは誰を選んでも性能差はなく、選んだ機体によってプレイヤーの性能が変わる、というのが特徴です。
このゲーム、とにかく「普通の格ゲーの常識は当てはまらない」というくらいプレイ感が独特でして、特にブーストボタンを使った高機動が、本当に「エースパイロットになった気分」を味わわせてくれまして、慣れれば慣れるほど味が出てくるタイトルです。またグラフィックがものすごーーーくかっこいいんですよ。
巨大なロボとロボが縦横無尽に画面を駆け回る様子は、まさに「鉄と鉄のぶつかり合い」っていう感じで脳汁出ます。
ただ、当たり前なんですがアーケード版なので、隠しコマンドで敵機体は使えるものの、デビロット姫のストーリーを楽しんだりとかはできないです……。この点だけはサターン版に一歩譲るところかもしれない(家庭用じゃないんでないものねだりです)。
闘いの挽歌
ごめんなさいこれちょっと世代から外れてまして実はアーケード版未プレイだったんですが、今回初めてやったらめっっっっちゃくちゃ難しくないですか…? ファミコン版と同じようなつもりで、「どれ、ちょっとウワサの剣王アキレスの顔でも拝んでやるか」と思ってプレイしてみたら、1面クリアにさえかなり練習が必要だったんですが……。
今回一番難しいのは「大魔界村」だろうなーと思ってたらこっちの方が難しいかも……。精進します。
バース
自機を護ろうとちょこちょこ動いてくれるファジィポッドがとてもけなげでかわいい。
ストライダー飛竜
何度プレイしても落ちます……。飛竜を……飛竜をもう少し足場がしっかりした場所で戦わせてあげて……。
ということで、長々と書いて参りました。
お薦めタイトル含めていろいろご説明して参りましたが、しんざきが申し上げたいことは、
- 「19XX」が家で遊べるの幸せすぎる……本当に幸せ……
- カプコンアーケードスタジアムはコストパフォーマンスがとんでもなさすぎて、1作気になるタイトルがあるだけで十分買っていいタイトル
- 売上次第で続きもあるらしいので全人類に買ってほしい
という3点だけであって、他に言いたいことは特にありません。よろしくお願いします。
今日書きたいことはそれくらいです。
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