ロシアでアイスホッケーの試合中、19歳のディフェンス選手が頭部にパックの直撃を受けて亡くなる事故が起きました。同国のホッケー協会が公式サイトに追悼文を掲載しています。
亡くなったTimur Faizutdinov選手は、露プロホッケーリーグであるディナモ・サンクトペテルブルクのジュニアチームに所属。これまで190試合でプレイし、2020-21シーズンはキャプテンに指名されていました。
チーム公式サイトによるとTimur Faizutdinov選手は3月12日に開催されたロコモティフ・ヤロスラヴリ戦中、相手選手の放ったパックが頭部に直撃する事故に見舞われ、すぐさま現地の病院へ搬送されましたが16日に死去したとのことです。チームは16日開催のネフチャニク戦前に黙とうし、チームメイトやファンが亡くなった選手を追悼しました。続く2試合も同様に故人をしのぶ時間を設けるとしており、追悼声明を「ディナモで永遠に。私たちの心の中に、永遠に」と結んでいます。
事故が報じられて以来、回復を祈っていたファンはショックをあらわにしており「痛ましい」「あなたのことはずっと忘れません」と故人の冥福を祈っています。アイスホッケーはロシアや北米では人気の高いスポーツで、子どもを含めプレイ人口も多く「わが子が同じ目に遭ったら……」「恐ろしい出来事だ」「勝ち負けより選手の安全が第一」とヘルメットの改良など選手を守るためにできることはなかったのかという議論が始まっています。
またパックを放った相手選手の精神状態を心配するコメントもSNSには数多く投稿。個人が特定可能な事故当時の動画を巡り、注意喚起として有用との意見もある一方で選手への非難を避ける目的で「この動画はオンラインから削除すべき」との意見も見られます。
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