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母の様子が変だと思ったら宇宙人に乗っ取られていた…… 涙する娘の漫画に「ゾクッとしたのにほんわかな気持ち」(1/2 ページ)

恐ろしい寄生生物かもしれないが実は……?

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 異星人に母親の体を乗っ取られた小学生の女の子の漫画が、ぞっとするはずの内容なのに優しさを感じると反響が寄せられています。

【漫画】「ゾクッとしたのにほんわかな気持ち」 母を異星人に奪われた子どもの涙が意味深い 異変に気付いた少女の運命は?

 ある日学校から帰った女の子を待っていたのは、花を飾った部屋と料理をしている母親。“いつもと違う”母の様子に、女の子は戸惑います。

【漫画】「ゾクッとしたのにほんわかな気持ち」 母を異星人に奪われた子どもの涙が意味深い
【漫画】「ゾクッとしたのにほんわかな気持ち」 母を異星人に奪われた子どもの涙が意味深い

 それに気付いた“母”は、自分の正体がばれていると悟り、自分が異星人で、地球人の身体を乗っ取って生きていることを明かしました。鋭い獣の牙のような歯や、視点の定まらない不気味な目つきで、女の子へと歩み寄ります。

【漫画】「ゾクッとしたのにほんわかな気持ち」 母を異星人に奪われた子どもの涙が意味深い
【漫画】「ゾクッとしたのにほんわかな気持ち」 母を異星人に奪われた子どもの涙が意味深い

 この異星人は身体の持ち主の素性を調べてから乗っ取るようで、母親を「随分なクズ」「独善的でヒステリック」「娘を褒めたことはなかった」と表します。女の子が顔にけがをしていることからも、問題のある母親だったようです。

 「君は察しの良い子供で、知らなくてもいい事実を知ってしまった」と女の子の手をつかむ異星人。しかし次に出てきたのは「とりあえず一緒にテレビってのを観ないかい」。人間らしい優しげな表情と言葉に涙を浮かべる女の子。「これから沢山君の事を知って褒めたいんだよ」と寄り添う母を前にして、自分の存在を認められるうれしさを発見したように見えます。

 続きのお話も公開されており、その後の女の子と異星人の暮らしが描かれています。授業参観に姿を見せた“母”は、激しい化粧と派手な服装で悪目立ちをしながらも娘を大声で応援。人間生活になじめていないことがよく分かるものの、懸命さにほっこりします。三者面談で保護者としての振る舞いを教師に批判され、女の子が「お母さんのこと悪く言わないで」とかばう場面も。「お母さん」と呼んでくれたことに「ありがとう」と感謝する異星人。2人の生活はこれからも円満に続きそうです。

 この作品は、漫画家の兎屋まめ(@usayamame)さんが、comic gift(@comic_gift_web)と自身のTwitterで公開。読者からは「悲劇的なハッピーエンド」「寄生獣みたいに怖かったり、良い一面もあるって感じで、面白い内容」など、複雑な心境になる設定を味わう人たちからの感想が寄せられています。母娘の関係について「血の絆より情の絆が人を活かすんでしょうね」と考えさせられるコメントも寄せられています。

作品提供:兎屋まめ(@usayamame)さん

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