滅んだ日本を火星人と女子高生が旅する漫画「終わるセカイの修学旅行」の続きが気になる（1/2 ページ）

廃墟になった109も、火星人JKには夢のスポット。

[沓澤真二，ねとらぼ]

　火星人と地球人の女子高生2人組が、崩壊した日本を旅する漫画「終わるセカイの修学旅行」がワクワクします。世界が滅んでいるというのに、JKが底抜けに明るくてかわいくてほのぼの。

元気で明るい火星人と、クールな地球人が2人旅

　滅んだ渋谷を訪れたのは、火星人の「メイ」と地球人の「さつき」。好奇心旺盛なメイは、初めてのハチ公像におおはしゃぎ。スクランブル交差点に寝そべって、たっぷりとセンター街を満喫します。

　メイを特に引きつけたのは、かろうじて原形を留める109。これにはクールなさつきも感心。つぶやかれた「スクランブル交差点から見えるんだなぁ、ばあちゃんが言ってた通りだ」に、彼女の生い立ちや世界観の一端がかいま見えます。もしかして、火星入植者の子孫とか？

　いくら朽ちていようと、109は変わらず「全宇宙のJKの憧れ」。階段の映えスポットで記念写真を撮ろうと、メイが喜び勇んで乗り込むと……？

　109の裏側はくり抜かれたかのように消失しており、代わりにただただ広大な空が広がっていたのでした。

　落胆しながらも立ち直り、旅を続けるメイたちの姿を描いて第1話は終了。2人は次にどこを目指すのか、どうして地球は滅んだのか、地球人と火星人はどのように巡り会ったのか――今後が楽しみな作品です。

　投稿主のstudio HEADLINE（@headline0003）は、原案や作画等を複数人で分担する漫画制作チーム。同作ではメイン作画のなおたけ（@naotk）さんら、8人が参加しています。

　studio HEADLINEの前作「魔女ノ結婚」は、Twitterでの公開を経て、『コミックニュータイプ』で連載化。「終わるセカイの修学旅行」も、「同じように連載させてくださる媒体があるとうれしいですね」とコメントしています。

作品提供：studio HEADLINE（@headline0003）