小さな子どもが失敗すると、かわいくてつい笑ってしまうことも。しかし当の子どもにとってそれはうれしいことではないのかもしれません。息子さんの反応から得た気付きを描いたエッセイ漫画にハッとさせられます。
ある日、作者のさゆさん(@sayusan02)の家に、たまに来る青木のおばあちゃんが訪れたときのことです。青木のおばあちゃんはマフラーにサングラスにマスクといういでたちで、息子のちーちゃんに話しかけます。すると人見知りするはずのちーちゃんが、青木のおばあちゃんに抱きついたのです。
実は前日、ばぁば(実の祖母)がサングラス、マスク、グレー髪、ショートボブという青木のおばあちゃんと似たような見た目で来たため、ちーちゃんは青木のおばあちゃんをばぁばと勘違いして、抱きついたようです。しかし、全くの別人だと気づいてちーちゃんは固まってしまいます。
その姿があまりにもかわいらしく、さゆさんと旦那さんはつい笑ってしまったのですが……。ちーちゃんは悲しそうに部屋の隅に行ってしまいます。その姿を見てさゆさんは自分の子どもの頃のことを思い出しました。
さゆさんが子どもの頃、おばあちゃんを相手にごっこ遊びをしたときのこと。おばあちゃんは後でそのことを母親に面白おかしく話したのですが、それを聞いたさゆさん自身はとても恥ずかしく、もうやらないと思ってしまったのだそうです。
大人側から見るとかわいくてつい笑ってしまったり、こんなことがあったんだよと人に話してしまうような子どもの行動や失敗。でも、子ども自身はおどけたつもりがなく、失敗を笑われたような気持ちになることも。さゆさんがちーちゃんに「笑ってごめんね」と謝ると、ちーちゃんはぎゅっと抱きついてきたのでした。
この漫画の読者からは「そうなんですよね...本人はすっごく恥ずかしいんですよね...そのことすっかり忘れてました」「まだまだ赤ちゃんと思ってかわいいなぁと失敗をつい笑っちゃうなぁと反省」「ちーちゃんの気持ちに気付いて寄り添ってあげていて、本当にすごいなぁって思いました」など作品に込められた思いに共感するコメントが寄せられています。
画像提供:さゆ(@sayusan02)さん
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いつかいい思い出になる(と思ってもやっぱり大変)。