旅行会社のJTBが、新サービス「バーチャル・ジャパン・プラットフォーム」事業を4月末から開始すると発表しました。仮想空間上に作られたバーチャルな日本で交流を深められるとのことですが、公開された動画のグラフィックが大変にノスタルジックでレトロでクラシックでアンティークでヴィンテージなことになっており視聴者をざわつかせています。ロースペックマシンへの気遣いが行き届いていますね……。
バーチャル・ジャパン・プラットフォームは、JTBとFun Japan Communications、FIXERの3社協業で開発されたサービス。仮想空間上の日本で交流や商流、情報流を生み出し、人流が制限される中でも地域との持続的な関係性の維持とリアルな人流を喚起して観光産業の回復と地域活性化を図っていくとしています。
図っていくとしているのは良いのですが、公開された動画が初代プレイステーションのようなグラフィックで開幕から東京と北海道しか選択肢のない終末感あふれる日本からスタート。核戦争後のごとく閑散とした東京やワードアートのような「Hokkaido」の文字、観光案内をする謎の牛、海から唐突に飛び出してくる蟹など強めの映像が次々に飛び出します。操作アバターに至っては初代「バーチャファイター」のよう。
動画中盤にはJTB代表取締役社長執行役員の山北栄二郎さんのキャラが登場し本人の映像に切り替わるのですが、このキャラのポリゴンだけ高クオリティー仕様。そこに力を入れてしまったのか……。
いろいろと強すぎる映像の連続にYouTubeのコメント欄も大変な、本当に大変な賑わいを見せています。動画後半では各社の役員たちが自信をのぞかせるコメントを寄せているのですが、いろいろと筆舌に尽くしがたい思いになるかもしれません。
今月末にサービス開始ということで、ほぼこのままのクオリティーで始まりそうなバーチャル・ジャパン・プラットフォーム。いったいどうなってしまうのでしょうか。
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