これなんて呼ぶ? ケーブルを束ねるバンドの呼び名に「結束バンド」「インシュロック」「タイラップ」とさまざまな声(1/2 ページ)
現在は“結束バンド”が一般的になったと思っていたけど……そうじゃない?
「インシュロック」「タイラップ」「ケーブルタイ」――電子機器などのケーブルを束ねるために使われる「結束バンド」の呼び方を巡り、Twitterでさまざまな意見が集まっています。いろんな呼び名があることに驚いた人も多いのでは……?
きっかけは、AKIBAJIN(@AKIBAJIN)さんが上司に「これ(結束バンド)なんて呼んだら相手に伝わる?」と聞かれ、「それは宗教上の理由により簡単には答えられません」と返したというツイート。大げさのようにも思えますが、寄せられたコメントを見ると、簡単には答えられない理由がわかる気がしてきます。
集まった呼び名は、
「インシュロック」
「タイラップ」
「結束バンド」
「ケーブルタイ」
「コンベックス」
「ビニタイ」
「エスケー(エスケイ)」
「ガルバロック」
「スナップバンド」
「ロックタイ」
「しめしめ」
「ナイロンバンド」
「もやし」などなど
多いのは、インシュロック派とタイラップ派。国内で長きにわたる実績を持つヘラマンタイトン社の商標名「インシュロック」と、世界で最初に作られた結束バンドとして知られる「タイラップ」(トーマス・アンド・ベッツ社の商標名 ※同社は現在はABBグループ)が主に支持を集めているようです。
ちなみにその他の呼び名も、ほとんどは会社名や製品のシリーズ名で、一瞬巻き尺かと思う「コンベックス」は芝軽粗材の製品名で、「ガルバロック」はヘラマンタイトン社の耐候性に優れたシリーズ。 “しめしめ”シリーズは、仁礼工業の小型結束機です。
寄せられたコメントを見ると「転職してタイラップも結束バンドも通じないからなんでってなってたら会社はインシュロック派だった」「転職してから泣く泣く呼び方を変えた」なんて声もあり、どうやら業界(?)によってメインの呼び名が違うようです。
ややこしくなっている理由として、大きなものをまとめるゴム製のバンドなども“結束バンド”と言ったりと、言葉の幅が広いのも1つありそうです。職場によって違うのは、製品によって特徴が異なるため、あえて使い分けていたりするのかもしれません。
なお、Amazonブランドの製品名は「ナイロン結束バンド」で、ウィキペディアでは「結束ひも(ケーブルタイ)」のさまざまな呼び名に「結束バンド(他の製品も指す)」があり、加えて「タイラップ」や「インシュロック」が紹介されています。
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