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第2回 ワーケーションの生活リズムは? 「仕事と遊び」はどう分けているの?ワーケーション生活の達人夫婦に聞く「ワーケーションのはじめかた」(1/3 ページ)

「遊びながら仕事する」って難しい気もしますが、そのあたりどうなのでしょう。

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 1年の半分以上ワーケーション生活を実践する達人、くぼたびさんご夫婦に「ワーケーションのリアルと始め方」を伺う本連載。前回は「なぜワーケーション生活を始めたのか」を聞きました。今回は多くの人がワーケーション実践で難しそうと思っている「仕事と遊びの切り分け方」のポイントを探っていきます。

夫婦で1年の半分以上ワーケーション生活をしているくぼたびさん
夫婦で1年の半分以上ワーケーション生活をしているくぼたびさん(2021年4月現在、感染症流行のためワーケーション生活はお休み中)

あくまで「移動が先にあるだけの会社員」みたいな感じ

―― ワーケーションは、多くの人が「仕事も遊びも中途半端にならないか、気が散ってしまわないか」が気になっているようです。仕事と遊びはどう切り分けているのですか?

 日によるんですが、仕事6割、移動2割、観光2割という感じですね。いろんなところを転々とするので移動の時間もけっこう入るんですよ。

 私たちは月に2〜3週間単位でワーケーションをしていました。一般的なワーケーションをしている人より移動の割り合いが多いと思います。東京での仕事もあるので、月のうち1週間は家に帰っています。

ワーケーションは移動の時間も必要
移動時間・いつもと違う場所で考察・思考するのもワーケーション実践で有効と感じている要素の1つ

―― 1週間のスケジュールはどんな感じですか?

 1週間のうち土日を含めた5日に仕事をし、平日の2日分を観光に充てます。観光した日も夜はホテルで仕事時間を確保するので、一切仕事をしない日は、実はほとんどありません。

―― 想像以上にしっかり仕事時間を確保されているんですね。月〜金は仕事日、土日は休みといった分け方ではなく

 土日の休みの日に1泊旅行に行く人はかかなりいますよね。感覚はそれとほとんど変わらないんです。私たちはあくまで「移動が先にあるだけの会社員」みたいな感じですね。平日に移動や観光をすれば混まないので、時間の節約にもなります。

―― 家で5日仕事をして、どこか2日を確保して1泊旅する、とは何が違うのでしょう?

 わたしたちは、観光地のカフェ、眺めのいいところなど、いろいろ変えながら働く場所を柔軟に決めています。1箇所に留まるよりも、都度リフレッシュすることで、結果として「仕事ははかどる」ことに気が付きました。こんな柔軟さと目新しさを得られることがワーケーションのいいところだと思います。

中には自然の中で仕事ができるコワーキングスペースも
自然の中で仕事ができるコワーキングスペースも増えてきている

―― 森や海の環境音を流して仕事をする人の話も聞いたことがあります。

 まさしくそんな感じだと思います! 実際に行けば、音だけじゃなく、五感で楽しめています。

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