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第3回 ワーケーションに必要な「モノ」、後悔しないワーケーション生活のコツワーケーション生活の達人夫婦に聞く「ワーケーションのはじめかた」(2/3 ページ)

何を用意しておけばいいの……? ワーケーションを快適にする「モノ」は何か、達人に聞きました。

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ワーケーションには「モバイル通信環境」必須、クルマ移動ならば「ポータブル電源」が便利、ほかには?

―― ワーケーション生活で、「これが必須」「これを用意しておくと便利」というモノがあったら教えてください。

 PCのほかに、必須なのはモバイル通信環境(ポータブルWi-Fiルータ)ですね。クルマで移動するバンライフならば、PCの充電・給電もできるポータブル電源も用意しておきましょう。

 モバイルデータ通信環境は、ホテルや施設のWi-Fiサービスが使えればいいのですが、ワーケーションで「通信できなかったから仕事できませんでした」では言い訳にもなりません。データ通信量に原則制限のないWiMAX 2+の環境を施設のWi-Fiサービス、スマホのテザリングなど複数のバックアップとともに用意しています。

 ポータブル電源とは、多くの人が使うモバイルバッテリーの大型大容量版。USB充電だけでなく、家電やPCのACアダプターも使えるAC100V出力の家庭用コンセントも備える機器です。

 以前は定格600Wのものでしたが、定格1800W出力に対応する1488WhハイクラスモデルのJackery「Ace1500」を導入しました。値は張りますが、これならばPCは数日、スマホ、カメラ類のバッテリー充電ならば数週間分はOK、ドライヤーやホットプレート、コーヒーメーカーといった多くの電力を要する家電も車内で使えるようになります。バンライフがグッと快適に、安心になりました。

JackeryのAce1500が便利
定格出力が大きいポータブル電源を用い、PCも、スマホ充電も、家電も、車内活動時の電力を十分に確保。滞在時の晴れている日はソーラーパネルで、移動時はクルマのアクセサリー電源(DC12V出力)から本体を充電しておける

―― ほかに導入してよかったモノはありますか?

 Qarfeeの「3 in 1フラッシュドライブUSBメモリー」が便利ですよ。こちらはPCにも、iPhoneにも、Androidスマホなどにも直接差せるUSBメモリです。一般的なUSB Aポートのほか、Lightningポート、Micro USBポートに差せる端子を備えます。

 ワーケーションが推進されているといっても、地方や山岳エリアなどだとどうしても通信エリア外になることがありますし、データサイズが大きいと時間もかかりがちです。こんなときに手軽にデータを手渡したいときに使っています。

 あとは「電源タップ」も用意しておきたいですね。ホテルで電源コンセント数が少なかったり、使いたい場所にコンセントがないこともありますし。

地味に便利なのが延長コード
電源タップも用意しておきたい(くぼたびInstagramより)

 それから「モバイルディスプレイ」も作業がはかどりますよ。導入したのはLepowの15.6インチモバイルモデル。薄くそこそこ軽く、USB Type-C(映像出力+給電)やMini HDMI+USB給電で接続して使えます。夫のゆうきはサイト制作が仕事なので、作業効率を上げるために旅行先でも2画面体制にしています。

 PC作業を楽にする「ノートPCスタンド」も用意しておくと便利です。導入したのは、アルミ製折りたたみ式で高さを何段階かに変えられるmtmd製のもの。旅先だと自宅と違って、椅子やテーブルの高さが自分に合っていないこともあります。そんな場合にあるとないでは作業効率が全然違いますね。

 最後に「クッションテーブル」もお勧めです。ビーズクッションの上に板のテーブルが付いているものです。

 私たちはIDEA SEVENTH SENSEで購入した製品を愛用しています。似た製品も雑貨店やAmazonなどを探すと3000円くらいで売っています。

 クッションテーブルはクルマ移動中、助手席で作業するときに便利です。ヒザの上にPCを乗せるよりも格段に安定して作業でき、板を外せばまくらにもなります。すごく便利なんですよ。

締め切りに追われている時にはクッションデスクがも便利
クルマ移動中のPC作業に活躍するクッションデスク(くぼたびInstagramより) クルマでなくとも、ソファーでノートPCを使いたいときにも便利

―― クルマ移動中も仕事することもあるんですね。酔いませんか……?

 クルマの中で仕事するのは納期に追われてるときですね。人によると思いますが、集中しているせいか酔わないですね。夫も状況を分かっているので、過度に揺れないようていねいな運転をしてくれます(笑)。

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