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米“隻眼のプロ野球選手”が初ホームラン 自殺未遂で右目失い今季から復帰、塁を回りながら「涙が出た」(1/2 ページ)

守備でもダイビングキャッチの活躍。

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 MLBジャイアンツ傘下の3Aチーム「サクラメント・リバーキャッツ」のドリュー・ロビンソン選手が現地時間5月11日、復帰後初となるホームラン。自殺未遂で右目を失ってから1年の復活劇に「ものすごく大きなことを成し遂げたね」「最も感動的なホームラン」と、たった1本のホームランがこれほど話題になったことはないとして多くの祝福の声が寄せられています。

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打席に立つロビンソン選手(画像はドリュー・ロビンソン公式Instagramから)

 ロビンソンはラスベガス・アビエイターズ(オークランド・アスレチックス傘下)戦の2回、自チームが4-1とリードしている場面で打席へ。ロビンソン個人としては2019年以来となる、今季1号ホームランをライト側スタンドにたたき込み、試合を大いに盛り上げました。なおチームはその後、反撃にあい7-10で負けています。

 元MLB選手の活躍を古巣も喜んでいて、公式Twitterでロビンソンの動画を掲載し「すばらしい」「#BiggerThanBaseball(野球以上の功績といった意味)」と復帰をお祝い。また打撃だけでなく8日の試合ではレフトとして守備に就き、ヒットボールをダイビングキャッチする活躍を魅せ、攻守ともに復活を印象付けています。


 ロビンソンは2020年4月、うつ病から拳銃自殺を試みたものの一命をとりとめていました。右目を失ったロビンソンは約1年、心身のリハビリを経て今季から球界復帰。開幕ロースター入りが決定した際は「これで正式に、ぼくは隻眼のプロ野球選手だ」とSNSへ投稿し、諦めかけたことがあったとしながらも復活がかなった喜びを「まるで映画の世界に生きているような気分だ」と夢見心地でつづっていました。

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「ぼくは隻眼のプロ野球選手だ」(画像はサクラメント・リバーキャッツ公式Instagramから)

 ベースを回りながらあらゆる感情がよみがえり「涙が出た」と復帰後初ホームランへの感慨を語ったロビンソン。ファンや選手仲間からは「まだまだこの先もっと打てるよ」「あなたのことを誇りに思います」と祝福のメッセージが殺到しています。またメンタルに悩みを抱えるというユーザーからは「とても励みになる。あなたも私も1人じゃない」とのコメントが寄せられています。

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