ガンバ大阪が成績不振により宮本恒靖監督を解任 「昨季2位の監督を」「仕方がない」サポーター意見もさまざま(1/2 ページ)
今シーズンはJ1リーグ戦暫定18位と降格圏内に低迷していました。
Jリーグのガンバ大阪は5月13日付で、成績不振から宮本恒靖監督との契約解除を発表しました。J1リーグ戦10試合終了時点で、チームは1勝4分5敗勝ち点10の暫定18位と降格圏内に低迷。チームからの発表にサポーターからは「残念です」「こればっかりは仕方がない」とさまざまな声が寄せられています。後任の監督は当面の間、松波正信アカデミー部長が兼務することになりました。
昨シーズンはリーグ戦2位、天皇杯準優勝と躍進したガンバ大阪。今シーズンは「TOGETHER as ONE」というスローガンを掲げて、全てのステージで1位を目指しスタートしましたが、開幕の川崎フロンターレ戦、2戦目のヴィッセル神戸戦と連敗します。加えて、新型コロナウイルス(COVID-19)感染症のPCR検査で選手6人・スタッフ2人が陽性判定を受け、トップチーム活動休止を余儀なくされていました。
宮本監督はガンバ大阪、ザルツブルク(オーストリア)、ヴィッセル神戸で選手生活を過ごします、日本代表としても2002年と2006年に出場し、キャプテンを務めました。現役引退後、日本人元プロサッカー選手としては初めて「FIFAマスター」に合格し、2013年に卒業しました。
2015年からガンバ大阪ジュニアユースのコーチに就任し指導者としてのスタートを切り、U-23監督を経て、2018年7月にはシーズン途中でトップチームの監督に就くと、降格圏内にいたチームを1部残留に導き、2019年にはJ1リーグ7位、2020年には2位とステップアップに成功していました。
今シーズンは下位低迷に加えて、わずか3得点と得点力不足に泣いたガンバ大阪。チームが低迷していた時期に監督を引き受けてくれたとあって、サポーターからも驚きの声が続出しました。「昨季2位の監督をまだ解任はしないと思っていた」「結果が出ていないのでこればかりは仕方ない」といったコメントに混じり、「ツネさん1人の責任ではなくて、チーム全体の責任」「コロナリスクを甘く見積もった」と監督交代を決断したチームの責任を問う声が寄せられました。リーグ戦はこれから中盤に差しかかるところです。監督交代を機に、巻き返しが期待されています。
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