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【まさかアレルギーじゃないと思ってた】金属は金属でも、口の中に原因がある「歯科金属アレルギー」で苦しんだ話(1/2 ページ)

体調が悪くなったとき、自分でそこを疑える自信がない。

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 アレルギーに気付いた体験談をねとらぼ読者に伺う企画。今回は金属アレルギーの中でも、歯の治療に用いられる銀歯などの金属に反応する「歯科金属アレルギー」のお話を伺いました。

 アクセサリーと違って自分で取り外しができず、「どういう場合に症状が現れるのか」が確認しにくい分、アレルギーと気付きにくいかも。

発症〜対応に3年かかった「歯科金属アレルギー」



 10年ほど前になりますが、歯科金属による金属アレルギーで数年間苦しみました。

 歯の根っこの治療をした際、コア(※)になる金属を治療で入れたのですが、その2日後くらいの首あたり(歯を治療した左側)にかゆみ。また、1週間ほどすると顔の左側にも強いかゆみが出ました。

※編集部注:歯科医院のWebサイトでは「コア=神経を取った歯の根っこを補強する人工の土台」「差し歯の支柱」などと説明されている。金属を使わないものもある

 特に目の周りと首の症状がひどく、乾燥すると白い皮膚がポロポロとはがれるようになりました。

 さすがに変だなと思って皮膚科の病院に行ってみたのですが、アトピーではないかと言われました。

 発症したタイミングから、歯の治療が原因ではないかと自分でもネットで調べて、治療した歯医者に「アレルギーではないのか」と一度聞いたのですが、「歯の治療でアレルギーが出るわけがない。その治療はそのままでいい」と。

―― 診てもらう側としてはそういう風に言われてしまうと……。その後、アレルギーにはどうやって対処したのでしょうか?

 なかなか金属アレルギーのパッチテストをしてくれる皮膚科が見つからず、発症から検査までに3年ほどかかってしまったのですが、検査結果をもって歯医者に行ってコアを外してもらいました。

⚫パッチテストについて

 投稿者さんによると、検査までに時間がかかった理由としては「田舎なのもあったかもしれませんが、パッチテストをしてくれる病院がなかなか見つからなかった」とのこと。「小さな皮膚科クリニック的なところ何件かで診てもらったものの、『うちはパッチテストをやっていない』と言われる場合と、診察の結果『この症状はアトピー。金属アレルギーではない(からパッチテストをしない)』と言われる場合がありました。自分で『歯の治療が原因では』と気付いて何度も何度も話に行って、やっとパッチテストしてもらえました」。

 また、検査時の苦労については「私が行ったパッチテストは、20種類ぐらいの試薬を背中に1〜2センチぐらいずつ並べて塗り、その試薬が落ちないようにテープのような保護材を貼って、2日後に医師に背中を見てもらう、というもの。この間、入浴できませんでした。また、体調などによって反応がはっきり出る場合とあまり出ない場合があるそうです」。

 それから1週間くらいでかゆみが収まりはじめましたが、私の場合は金属を外すのに時間がかかってしまったため、アレルギーで傷んだ肌が治るには時間がかかりました。2年ほどでしょうか。

 また、メタルフリー治療を勧めている歯医者さんを探して、金属なしのコアであらためて治療しました。6年くらいたちますが、同じようなアレルギーが出たことはありません。

本企画では取材させていただける読者の方を募集しています

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