赤ちゃん猫を保護したらどんな行動をとるべきか、分かりやすく紹介する漫画がInstagramに投稿されています。
4〜6月は猫の出産シーズン。もしかしたら思いがけず赤ちゃん猫を保護することがあるかもしれません。そんなときどうしたらいいのかを、猫総合相談センター ハッピータビー(happy_tabby_clinic)の獣医師・橋本恵莉子さんが、かわいらしい漫画で紹介しています。
真っ先に心掛けたいのは保温をしてあげること。赤ちゃん猫は低体温になりやすく、低血糖にも陥りやすいそうです。深めの箱などに入れてペットヒーターであたためられるといいのですが、ヒーターが家にないという人もいるはず。そんなときは湯たんぽを使うといいそうです。
次にすることは授乳。猫ちゃん用の粉ミルクを、ほ乳器やシリンジで与えます。このときの猫ちゃんはあお向けにしない方がいいとのこと。はじめのうちは3時間おきに授乳し、成長に伴い間隔をあけていきます。
もう1つ忘れては困るのが排せつの補助。生後3週齢頃までは自分で排せつできないので、毎食前または食後にティッシュやガーゼでやさしくお尻をマッサージしてあげます。
ミルクの飲み方が安定するまでは飲んだ量の確認も大切です。キッチンスケール(最小表示が1グラムのもの)にバットを乗せ、その上に猫ちゃんを乗せて食前・食後の体重をチェックします。
赤ちゃん猫は1日に10〜15グラムずつ成長し、生後0日で100グラム、生後10日で200グラム、生後30日で400グラムほどになるそうです。
小さな命を育てるのは心配が尽きないもの。橋本さんは「ミルクの飲みが悪い、体重の増えが悪いなど、少しでも不安があればすぐに動物病院に相談して欲しい」「保護してそのまま動物病院に直行してもいい」と呼びかけています。また、猫ちゃんの成長の目安とケアスケジュールの一覧表を公開しています。
ハッピータビー(大阪府八尾市)は獣医師さんが代表の、猫の総合相談センター。Instagramでは保護猫活動の様子や猫ちゃんたちの姿を発信しています。
画像提供:猫総合相談センター ハッピータビー(happy_tabby_clinic)さん
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