体調を崩して寝込んでいたら、猫が初めて布団の上に乗ってくれて……? うれしくも複雑な気持ちになる猫好き“あるある”を描いた漫画が共感を集めています。
Twitterに投稿されたのは、江戸時代後期の大奥を舞台にした漫画『猫奥』の1エピソード。御年寄として大奥の万事を取り仕切っている滝山が、ある日風邪をひき寝込んでいると、いとしの猫「吉野ちゃん」がゆっくり近づいてきます。
吉野ちゃんは、滝山の上司である姉小路さまの飼い猫。滝山は周囲には隠していますが、普段から吉野ちゃんにひと目会いたい! もっとかわいがりたい! といった気持ちでいっぱいなんです。
やってきた吉野ちゃんに、「すまぬな…今日は体調がすぐれぬゆえ…何もしてやれぬのじゃ……」と謝る滝山。すると、吉野ちゃんは滝山の顔を前足でチョイチョイとしてから、滝山の布団の上に乗ってきます。もしかして心配してくれている……!?
「初めて吉野ちゃんが私の胸に!?」と喜んだのもつかの間、滝山の目の前には吉野ちゃんの尻の穴があったのでした。乗られるのはうれしい……はずなのに、この“くさい”状況。複雑だ……。
人が弱っているときに、優しく(?)してくれるのは猫あるある。最後には、滝山が目を覚ますと、枕元に「ねずみ」と「コロオギ」が“お見舞いの品”として置かれていたオチも描かれています。猫ちゃんの気持ちはうれしいけれど、これも困るやつ……!
作者は、漫画家の山村東(やまむら はる/@chyousinca)さん。今回のお話は、3月23日に発売された『猫奥』のコミックス第2巻に収録されているエピソードです。
Twitterでは「田舎の猫にやられた経験あるわ...枕元に虫とネズミ...」「具合悪い時乗ってくる(笑)」と共感の声が寄せられました。大奥でもこんな“猫あるある”があったと想像すると面白い。
現在『モーニング』(講談社)にて連載中の漫画『猫奥』。山村さんのTwitterでは、物語の最初のエピソードや「夏の暑い日に猫がやってきて涼しいところを教えてくれる話」などを読むことができ、吉野ちゃんにたまに構ってもらえて幸せになったりならなかったりする滝山と、リアルでかわいく描かれた猫の行動やしぐさにほっこりできます。
画像提供:山村東(@chyousinca)さん
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