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「涙が出てしまった」「刺さる」 頑張りすぎてしまう人が「頑張らない生き方」を教わる漫画がジーンとくる(1/2 ページ)

頑張り屋さんが頑張らないのは難しいのかも……。

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 頑張りすぎてストレスをためてしまう、という人は少なくないはず。そんな人が「頑張らないで」と言われたら……創作漫画「がんばり屋さんと、がんばらないのが上手い人の話」が頑張り屋さんに読んでほしいと反響を呼んでいます。


がんばり屋さん 頑張らないように、と言われても……

 舞台は、健康診断時にストレス検査を実施し、一定値を超えた人は基準値に回復するまで休養させることが義務となった社会。検査で高いストレス値が出た主人公は、医師から「しばらく休養して頑張らないで下さい」と告げられます。早く回復するために、主人公は休養病棟に入院しました。


がんばり屋さん なかなか「頑張る」ことから自由になれない

 しかし、看護師に手伝いを申し出ては「がんばらないで、ここではゆっくり過ごしてね」と断られ、ストレス値もなかなか下がりません。医師からは、せっかくストレスから解放される休養病棟なのだから、頑張ろうとせず、好きなことをして過ごすよう言われてしまいます。

 病院の庭のベンチに腰掛けて、「頑張らないって難しい」と思い悩む主人公。そこへ見知らぬおじいさんがやって来て、テント張りを手伝ってほしいと頼みます。最初は驚くものの、彼女は喜んで手伝います。


がんばり屋さん なぜテント? 疑問に思いつつもお手伝い

 楽しく作業した後、おじいさんとお茶を飲みながら、「頑張らないが上手ですね」と感心する主人公。おじいさんの答えは、「貴方も今、頑張ってはおらんじゃろ」という意外なものでした。

 おじいさんは「頑張るとは、耐えながら努力すること」だと言います。今のイキイキしている主人公は、自分の居場所があってうれしかったのではないかと問いかけます。


がんばり屋さん 心の奥にあった生きづらさに触れ、彼女を救ったおじいさんの正体は?

 今まで頑張っていたのは皆に認められて、愛されたかったからであり、ストレスがたまっていたのではなく愛情が枯渇していたのだ――おじいさんの言葉に彼女の心は解きほぐされ、思わず涙ぐむのでした。

 やがて、医師からもストレス値が下がったことが認められた主人公。「頑張る」「頑張らない」という表面的なことではなく、心の奥底にあった「認められたい」「愛されたい」という気持ちに気づき、満たされた彼女の表情はすっきりとしていたのでした。

 作者は漫画家のしのと(@tnonis69)さん。頑張りすぎてしまう主人公が、心に潜む満たされなさから解放されるストーリーに、「なるほど」と納得した人や、思わず泣いてしまうほど感動した人が多数いました。

 また、認められたくて頑張るけれど疲れてしまうことや、頑張りすぎないことの難しさ、「頑張らなくてもいい」と言われると自分が必要とされていないように感じてしまう不安について語る人も。なかなか一筋縄ではいかない問題のようです。

 しのとさんはソフトテニスWeb漫画「顧問など!」をはじめ、「彼氏の応援に行ったら推し選手ができてしまった」などのテニスを題材とした漫画や、猫とのほのぼのとした日常を描く「こなつ日和」を連載中です。

作品提供:しのと(@tnonis69)さん


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