駐車場予約サービスを展開するakippaが、バイクユーザーを対象にした意識調査を実施。コロナ禍後の意向、バイクユーザーが移動時に抱える課題などの調査結果を公開しました。
「新型コロナウイルス感染拡大前と比較して、移動手段にバイクを選択する頻度に変化はあったか」の問いは、約41%が「バイクを選択する機会が増えた」と解答しました。
そもそも外出する機会が減ったので乗る機会も減った人も8%いましたが、密を避けて移動できる手段の1つとして、通勤・通学、ちょっとした移動、レジャー用途にバイクの利用意向や需要の高まり傾向が伺えます。
しかしバイクユーザーならではの困りごと、課題もあります。
最も多かったのは、大多数の自家用車ユーザーに対して乏しすぎる「駐車場」問題。「目的地にバイク駐車場がない(84%)」「バイク駐車場を探すのが手間(76%)」「バイク駐車場が混雑していて停められないことがあった(52%)」など、外出先で駐車する場所に関する悩み、課題が目立ちました。
観光地、観光スポット、商業施設、飲食店など、クルマの駐車場は「混雑で停められなかった」ことはあれど「駐車場そのものがない」ことはめったにありません。コインパーキングなども多く存在します。
しかし「バイク駐車」は少し別。特に都市部のバイク駐車場問題が顕著です。クルマに対して絶対数が少ないことから「バイク用」の駐車スペースをそもそも設けていない施設は多くあります。原付バイクならばまだしも、自動二輪車は自転車の駐輪スペースにも停められず、そうといって路上駐車などはもってのほか。途方に暮れることもあるようです。
移動手段としてバイクの利便性が見直されている今、長らく叫ばれつつ、なかなか解決されない「バイクの駐車場不足問題」も改善されていくことが望まれます。
調査は過去にakippaアプリ内で駐車場を予約する際に「車種:オートバイ」を選択したことがあるユーザーを対象に実施。調査期間は2021年5月14日〜5月23日で、有効回答数は271。
(大泉勝彦)
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