長嶋茂雄さん、巨人・丸選手にバッティングの熱血指導 ミスターの大声に「どんどん元気になっている」とファン歓喜(1/2 ページ)
長嶋さんがシーズン中に2軍の施設を訪問するのは異例のことです。
読売巨人軍の長嶋茂雄終身名誉監督が6月6日、2軍の練習拠点であるジャイアンツ球場を訪問し、巨人に移籍後初めて成績不振で2軍調整中の丸佳浩選手を熱血指導しました。シーズンが始まってから長嶋さんが2軍の練習拠点に姿を現すことは異例のこと。ファンは「すごく元気そう」「野球のことになると顔が変わる」と大きな声をあげて指導する長嶋さんから元気をもらえたようでした。
長嶋さんは2軍の練習拠点であるジャイアンツ球場にあらわれると、阿部慎之助2軍監督から促されるように、2軍ナインへ「勝つ! 勝つ! 勝つ!」と激励。この日の目的は、巨人移籍後初めて成績不振のため2軍で調整する丸選手の様子を確認することでした。
この日のジャイアンツ球場は時折雨が降っていましたが、長嶋さんは屋外でフリーバッティングを行っている丸選手の打撃を見守ります。打球やスイングが良ければ「OK!」と大きな声を飛ばし、丸選手の腹筋を力いっぱいたたき、おなかに力をいれるよう無言のメッセージを送ることも。その後「楽に構える、楽に」と力まないことを口頭で伝えました。
場所を室内打撃練習場へ移しても、良い打球が飛べば「OK」と長嶋さんの甲高い声が響き渡ります。打撃練習を終えた後、丸選手から「意識はすごくして、力が入るようになりました」と答えをもらうと「力が入るな」と確認。手応えを感じ始めた長嶋さんの熱血指導ぶりはさらにヒートアップし、今度はバットを出すタイミングにも言及。「スッスッスッ」と独特のフレーズで感覚を伝授し、左の拳を丸選手へ突き出します。「インコース」「インロー」と声をかけながら、丸選手のバッティングフォームを確認すると、長嶋さんは「OK、これでいけるな」と伝えます。
セリーグ優勝、日本一奪還を目指す上で丸選手の存在は欠かせないところです。居ても立ってもいられない中で、長嶋さんは丸選手の復活に手を差し伸べたのでした。ファンは「いつまでもお元気でいてほしい」「丸さん待っているぞ。長嶋さんの野球への情熱がすごい」「ミスターの大丈夫、なんか安心できる気がします」と、グラウンドで野球指導するミスターから大きなエナジーを注入されていました。長嶋さんは「(丸は)もう大丈夫」と丸選手の復活を確信。丸選手の復活時期は、これでかなり近くなったといわれても過言ではなさそうですね。
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