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消火器のミニチュアが、長年にわたり人々の暮らしを眺めてきたような物語を感じさせる仕上がりです。
数多くのミニチュア作品を手がける依田四十郎(@yorita3)さんの作品(関連記事)。あえて経年劣化を再現する「ウェザリング」という手法で、消火栓の様子を丁寧に表現しています。本体の外面だけでなく操作方法のプレート部分や「消火栓」と書かれた文字までくすみを施しているので、長年使われたビルや古くからある小学校などを思わせる味わい深さがあります。
本格的な見た目だけでなく、裏面にはマグネットを入れ込んでいるので、さりげない実用性も。冷蔵庫などに貼り付けて渋くてかわいい姿を眺めたり、本棚に置いてインテリア小物のように空間を彩るのもすてきです。
ちなみに本体のふたを開けると中にはLEDのスイッチがあり、電灯のオンとオフを操作できます。ボタン電池の交換も簡単にできるようで、メンテナンスもしやすそう。
Twitterには「昭和の雑居ビルの中にありそう」「標識のダメージ加工すご」など本格的な仕上がりに驚く声がたくさん寄せられており、なかには「モバイルバッテリーがこの形だったら欲しい」という感想も。部屋のアクセントや遊び心あふれる持ち歩きグッズになりそうで、商品化を期待したくなるほどの完成度です。
画像提供:依田四十郎(@yorita3)さん
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