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西武・平良海馬、プロ野球タイ「開幕31試合連続無失点」達成 入団4年目の躍進に「今シーズン無失点で」とさらなる期待(1/2 ページ)

昨シーズンは沖縄県出身初の新人王を獲得しています。

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 またひとつ、プロ野球に新たな歴史の1ページが加わりました。埼玉西武ライオンズの平良海馬(たいらかいま)投手が6月10日、横浜DeNAベイスターズ戦に9回から5番手として登板。1回を無失点に抑え5S目(1勝)をあげて、プロ野球記録に並ぶ「開幕31試合連続無失点」を達成しました。西武に入団して4年目21歳の快挙に、ファンは「ストレート160キロを超すのに、多彩な変化球ぶり、最強すぎます」とただ驚くばかりです。

平良海馬
平良海馬投手(画像は埼玉西武ライオンズ公式サイトから)

 平良投手は沖縄県出身の21歳。八重山商工高から2017年ドラフト4位で西武に入団します。2年目で1軍初登板を果たすと、3年目にはセットアッパーとして頭角を表し、9月から10月にかけては20試合連続無失点の快投をみせるなど、防御率1.87、リーグ2位の33ホールドの好成績で、沖縄県出身選手として初めて新人王を獲得しました。今シーズンは開幕からセットアッパーとしてフル回転し、5月29日の阪神タイガース戦からは守護神を任されています。

 セットポジションから超高速クイックで投げ込むのが平良投手のスタイル。最速160キロの重量感あふれるストレートがありながら、変化球もスライダー、カットボール、チェンジアップと球種も豊富です。ストレートの印象が強い一方で、今シーズンは全投球の40%弱しか投げておらず、多彩な変化球で打者を抑えていることが平良投手の大きな成長につながっていました。

 6月1日の読売ジャイアンツ戦でパ・リーグ新記録の開幕27試合連続無失点を達成していた平良投手。この日も安打を許しながら、最終回を3人で締めてチームの勝利に貢献。高卒4年目の21歳ながら、いまやチームには欠かせない投手となりました。

 次のターゲットは、埼玉西武・豊田清投手コーチが持つ球団記録の34試合連続無失点、さらには元阪神タイガースの藤川球児さんが2006年に記録した38試合連続無失点の更新です。ファンは「ホントに頼りになります。1試合でも長く無失点を積み重ねてほしいです」「夢は大きく、今シーズン無失点で終えて欲しい」とさらなる記録更新に大きな期待を寄せていました。

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