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苦手な人はパニック不可避 「セミが顔面に直撃」クルマが街灯に衝突、走行中に開けていた窓から侵入

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 米オハイオ州で、見通しの良い道路を走行していた1台のクルマが、なぜか街灯に衝突する事故が発生しました。事故原因は苦手な人にとってはとても恐ろしいものでした。

オハイオ シンシナティ ブルードX セミ 事故
地元警察が公開した事故現場のようす(画像はシンシナティ警察のTwitterより)

 事故が起きたのは米オハイオ州シンシナティの一般道路。事故処理を担当した地元警察が現場に到着した時に撮影した写真をSNSで公開しています。

 写真を見ると、そこには路肩にある街灯のポールに衝突した1台のクルマが写されています。見通しの良さそうな直線道路で、フロント部分に大ダメージを負った無残な姿を晒しています。

 こんなところでなぜ事故が……? 警察が現場に居たドライバーに事情を聞くと「セミ」に襲われたと話したそうです。

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周囲のようすがわかる現場写真(画像はシンシナティ警察のTwitterより)
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17年の周期で大量発生するセミ(画像はWikipediaより)

 事故直前、走行中のクルマに窓から侵入したセミがドライバーの顔面を直撃。これに驚いてハンドル操作を誤り、路肩に設置されている街灯のポールに衝突してしまったようです。たかが1匹のセミでも、虫が苦手な人にとってはたまりません。きっとドライバーには世界の終わりを告げる地獄の使者に見えたことでしょう。なお、幸いなことに巻き込まれた車両はなく、けが人も報告されていません。

 ちなみに、米国では「ブルードX」と呼ばれている17年周期で羽化する素数ゼミ(周期ゼミ)が大量発生しており、大きな社会問題になっています。東南部を中心に総数は数十億匹になると予想されており、2021年5月ごろにピークを迎えて徐々に収束すると見られています。

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