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「思考回路が真っ暗に」 清原和博、うつ闘病の過酷な5年間を初告白 親友の逝去に涙出ず「人間として終わった」(1/2 ページ)

最近も病状悪化に苦しんだとのこと。

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 元プロ野球選手の清原和博さんが6月16日にYouTubeを更新。2016年ごろから本格的に患っているうつ病との闘病生活を赤裸々告白しています。

 うつ病の始まりについて「自分の場合はもともとその気(け)があった」と明かした清原さん。2016年に覚醒剤取締法違反で逮捕され、生活環境が激変したことをきっかけに、「天井の一点を一日中見ている」「起きてるのか寝てるのか分からない」「トイレに行くのもおっくう」といった深刻な状態に陥ります。

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何かを考えられるような状態ではなかったうつ病時(画像はYouTubeから)

 「思考回路が真っ暗になってた」と振り返るほど、一切何も考えられなくなってしまい、薬の副作用で体重も増加。人と会うたびに「大きくなったね!」と指摘され、体形の激変にコンプレックスを抱くあまり、外出しなくなって病状が悪化する悪循環を体験したといいます。子どもたちとも会うことができず、すっかり絶望していたとのことです。

 清原さんは、5年の間で“最もショックだったこと”として、一番かわいがっていた後輩が逝去した際のエピソードに言及。清原さんの社会復帰を一貫してバックアップしてきた後輩が亡くなり、親友として葬儀に参列したものの、「悲しい」という感情も涙も全く湧き出てこなかったため、「俺、人間として終わった」「廃人だな」とすっかり打ちのめされたと明かしています。

 清原さんの闘病生活は今も続いており、5月に薬物依存に関するインタビューを受けたことをきっかけに、「一気にドンと落ちていった」「感情の上がり下がりが激しすぎて」と語るほど、メンタル面の状態が悪化。「4週間で3回通院」した最近の体験を踏まえて、「簡単に『心の風邪』と言い切ってしまう人もいますけど、そんな簡単なものではなくて」とうつの恐ろしい現実を訴えていました。

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後輩にして親友の逝去で実感(画像はYouTubeから)

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