B級短編映画「Sharkgull Attack!」に登場する、マッドサイエンティストの手により開発されたサメとカモメのキメラモンスター「サモメ」がひっそりとブームの兆しを見せています。
※サモメはかわいらしいですが、流血表現や人間の首や四肢がぶった切れる描写が苦手な人は視聴を避けてください。
「Sharkgull Attack!」はその名の通り、サモメがアタックしてくる約13分の短編B級ホラー作品。社会へのうっ屈した気持ちが生み出した人喰いモンスター「サモメ」は、空を舞い人を食い散らかす恐ろしい生物ですが、見た目はとてもキュートです。
体の大半はふわふわとした触り心地が気持ちよさそうなカモメをベースとしていますが、頭部はとってつけたようで粗雑な見た目のサメ仕様。体がコンパクトなカモメサイズなので、どこか小動物のようなかわいらしさがあります。
Twitterではサモメのファンアートが複数投稿されています。澪(@miostl)さんによる本格的な立体サモメをはじめ、イラストやスミルナステッチなど、サモメ愛あふれるファンによるブームが静かに巻き起こっている様子。
「Sharkgull Attack!」自体は2016年にYouTubeで公開された作品です。妻や息子と静かに暮らす初老男性が主人公なのですが、職場のファストフード店での退屈な仕事や横柄な客に怒りが爆発。客にフライドポテトをぶちまけた結果、仕事をクビにされてしまうところから物語がスタートします。
解雇宣告を受けた彼は自室で育てていた“謎のペット”を携えて、勤め先のジャンクフード店を再訪。「出て行きなさい!」と叫ぶマネージャーに対し、主人公が見せた不敵な笑みの意味とは……。ラスト3分間の急展開は思わずまばたきを忘れる濃密さです。
ブームの発端になったと思われるツイートを投稿したサメ映画ルーキーさん(@Munenori20)は、同作について「サモメのこの絶妙な可愛さホントなんなんだろう…サメ映画で一番可愛いサメなんじゃないかな…」と評しています。確かに部屋に置いてみたくなるかわいらしさです。
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