網戸を開けて脱走した猫が朝帰り! 飼い主が作成した“迷い猫ポスター”のビフォーアフターに「見つかって良かった」というあたたかい声が寄せられています。
「ねこをさがしています/なまえ:ししゃも(メス・9歳)」と書かれた“迷い猫ポスター”と、それを見つめる猫の後ろ姿の写真を投稿したのは、Twitterユーザーのちどり(@chidoroid)さん。
この後ろ姿を見せている猫こそまさしくポスターに掲載されている、18時間に及ぶ脱走の結果、何食わぬ顔で朝帰りを決めた「ししゃも」ちゃんです。
事の起こりは7月7日の夕方、換気のため少しだけ窓を開けていたところ、ししゃもちゃんはその隙間から網戸をこじ開け、外に脱走してしまいました。ししゃもちゃんがいないことに気付いた飼い主さんは夜中の3時頃まで近所を探しましたが見つからず、家に戻ると泣きながら“迷い猫ポスター”の作成に取り掛かったそうです。
そして夜は明けポスターが完成した直後、ししゃもちゃんが何食わぬ顔で朝帰りしてきたのです! 出て行った網戸からまた戻ったらしいししゃもちゃん。「帰らない」じゃなくて「帰れない」状況だったらどうしようと不安に思っていたちどりさんは、大号泣。とにかく無事に戻っていたことに安堵(あんど)の気持ちでいっぱいだったとのことです。
ししゃもちゃんの朝帰りを自身のTwitterに投稿すると、無事の帰宅を喜ぶコメントとともに「うちの猫も網戸こじ開けて脱走したことありました」「うちのねこは脱走しようとしたので走って追いかけたら私が転んで骨折しました」「ウチの子も網戸を破壊し(戸を開けるのでなく網を突き破り)脱走しては獲物をお土産に持ち帰って来る困った子です…」と、同じように猫が脱走した人たちからの体験談や、脱走防止にアイデアなども多数寄せられました。
出番の無くなった“迷い猫ポスター”でしたが、ちどりさんはTwitterでのあたたかな反応へのお礼や、注意喚起を込めて「ねこかえりましたポスター」へと修正。
ししゃもちゃんの無事と、自身の寝不足を知らせるとともに、「網戸を開ける力を猫は持っています」とおうち猫さんの脱走に関して注意を呼びかけています。
まさか網戸を開けられるとは思っていなかったものの、自分の不注意での脱走と反省したというちどりさん。早速、網戸用の脱走防止グッズと、首輪につけられスマホで居場所が探せるタグタイプの迷子防止グッズを購入したそうです。
ししゃもちゃんはケガもなく元気だったとのことですが、雨の中の脱走だったため、お風呂でキレイに洗われるという“懲役30分の風呂実刑”に科せられました。が、きっと「何でちょっと出かけただけでこんな目に合わなきゃいけないにゃん!」と思っているかもしれませんね。
どんなに気を付けていても、猫の予想外の行動を防ぐのは難しいときもあります。ちどりさんは自身の体験も通して「家出後戻らぬ猫様達が早くご帰宅なさるよう祈っております」と結んでいます。
ちどりさんのTwitter(@chidoroid)には、ししゃもちゃんの写真や動画、趣味のイラストなどがたくさん投稿されています。
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