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厚生労働省は8月4日、米モデルナ製の新型コロナウイルスワクチンについて、2回目の接種翌日に被接種者の78%で37.5度以上の発熱が起こったとする調査結果を発表しました。
調査は5月から8月にかけ行われたもので、8月2日時点で2回目の接種を終えていたのは5305人。調査によると、このうち2回目接種翌日に発熱(37.5度以上)があった人は78%、さらに38度以上の発熱があった人は61%にのぼりました。ファイザー社製ワクチンと比較すると、これは約2倍の頻度となっています(ファイザー社製では2回目接種翌日に約40%弱が発熱)。また、接種2日後にも20%の被接種者に発熱が認められましたが、接種3日後にはほぼ解熱したとのこと。
その他、発熱などのため病休を必要とした人は39%との結果も。厚労省のまとめによれば、1回目接種後の副反応についてはファイザー社製とほぼ同様の傾向とのことですが、2回目接種後の副反応についてはモデルナ社製の方が起こりやすいと言えそうです。
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