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沖縄の「上等さー」「死なす」は物騒じゃない? ちょっと驚く違いを描いた漫画に注目集まる(1/2 ページ)

「上等だ、表へ出ろ!」とは意味が違う。

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 沖縄では「上等さー」と言われてもケンカを売られているわけではない――言葉の意味の違いを描いた漫画が沖縄県内外の人から注目を集めています。


ケンカかと思いきや……
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 話題になっているのは、沖縄を舞台にした空えぐみさんの漫画『沖縄で好きになった子が方言すぎてツラすぎる』のエピソード。県外から沖縄に転入してきたてーるー(照秋)が主人公の異文化ラブコメ漫画です。

 友達との勉強会に訪れた照秋、「クーラーが逃げる(冷気が逃げる)」をきっかけに、沖縄と内地(県外)との言葉の違いが話題になります。照秋が違いに戸惑った言葉の1つが「上等」。クラスメイトが「上等さー」と言いながら友達の胸ぐらをつかんでいる場面を見て、不良のケンカかと勘違い。「上等」はほめ言葉で、単に友達の服に触ってほめていただけ。ヤンキー漫画などで出てくる「上等だ!!」とは意味が違うのでした。

 不良と勘違いされたクラスメイトをネタに笑い話で盛り上がっていると、本人が「死なすよ」。怒らせてしまったとビビる照秋ですが、本人含めみんな楽しく談笑しています。「死なす」は、軽いツッコミや仲間内での悪ふざけで使われることも多いのです。

 なお「死なす」は、軽いツッコミから「ぶっ殺す」まで幅広い意味があるため、言われたときは状況を考えて解釈するのがよさそうです。

 漫画には沖縄出身者とみられる人から「自分も上京するまで本土だとヤンキー言葉だと思わなかった」「死なすよ。は学生時代は普通に言ってた気がするけどさすがに大人になって沖縄離れてからは言わなくなった」「しなすよは学校の先生も言ってたw」などのコメントが寄せられています。

 『沖縄で好きになった子が方言すぎてツラすぎる』は「くらげバンチ」で連載中。8月上旬に単行本3巻が発売され、累計販売数は10万部を突破しています。

(C)空えぐみ/新潮社

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