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海王社は8月17日、同社が発行する漫画『幸福は君のとなりに』(GUSHレーベルコミックス/野荻あき著)の内容をトレースした漫画が第三者のTwitter上で公開され、拡散していたと発表しました。
同社によると、問題の投稿は既に削除されており、当事者からは謝罪文を受理しているとのこと。また、読者の誤解を解くために当該人物に対しTwitter上で経緯説明をするよう求めていたものの、交渉時にプライバシーを理由に拒絶されたため、同じような行為を二度と行わないことを条件として、プライバシーを尊重した形で報告を行ったと説明しています。
この出版社の対応についてTwitter上では、当該人物が経緯説明を拒んだのを容認したのは「甘すぎるのでは」といった声も。問題の漫画は「キャラクターの顔と髪の毛以外のページ全体および書き文字に至るまで一致」していたといい、同人誌としても販売予定でした。
『幸福は君のとなりに』の作者である野荻さんは今回件について、「漫画のキャラクター達のために描いたストーリーであり画面であるため、下敷きにされて頭だけ変えられてトレスを行われ我物として発表されたことは作品やキャラクターをも踏みにじられたような言葉にし難いほどの苦痛を感じました」と告白。示談が成立しているため言えないこともあるものの、編集部や関係者に対して感謝の言葉をつづっています。
同社は漫画文化発展のために著作者の権利を守る重要性を強調。今後も違反行為に対して毅然とした態度を取っていくと表明しています。
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