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【オタ活怖い話】「この人に本読んでもらって決めるのはどうよ!!」 同人誌即売会でトラブルに巻き込まれ、突然ジャッジに指名された話(1/2 ページ)

ドラマのような展開。

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 ねとらぼ読者から「オタ活にまつわる怖い話」を聞く投稿企画。今回は、同人誌即売会で遭遇した、愛が深すぎるゆえに起きたトラブルのお話です。

突然ジャッジに指名され……

怖い話
追い詰められて出た言葉は……

 昔の話ですが、地元の同人誌即売会に参加したときの出来事です。 当時、私は中学生で金欠のオタクだったので、ただ会場をフラフラと巡っていました。

 すると、近くのサークルのスペースから突然怒号が。 漏れ聞こえる言葉から察するに、ある作品のキャラクターに対する解釈が異なるサークルが並んで配置されてしまい、双方が過激派だったためにヒートアップしてしまったようでした。

 もはや手が出るのではないか……というほどボルテージが上がっていたのですが、急に片方のサークル主が「それじゃこの人に本読んでもらって決めるのはどうよ!!」と私の方を指さしたのです。もう片方もそれに納得したのか、自信作と思われる本を片手にこちらにやってきました。

 そのキャラクターや作品を知らないと言っても、とにかく読め、そして決めろの一点張り。 選んでも地獄、選ばずとも地獄……この状況を周りは遠巻きに見守るばかりです。そんな中、近付いてくる警備員さんを視界の端に見た私は、苦渋の決断で叫びました。「私!! 中学生なので!! 18禁本は読めません!!!!」 。瞬間、自書を手に持ち固まる両者、泣く寸前の自分、凍てつく周囲の空気……。そう、2人が読むようにすすめてきていたのは18禁のちょっと大人な作品だったのです。

 入れ違いに警備員さんがやってきて、サークル主の2人はイベント本部へ連行され、警備員さんを連れてきてくれたお姉さんが私を慰めてくれました。今も漫画やゲームなどの趣味を楽しんでいますが、振り返ってみると、この出来事がトラウマにならなくて本当によかったなぁと思います。

投稿募集:オタ活にまつわる怖い話

 ねとらぼでは、同人即売会のヒヤッとした出来事から、オタ活中に遭遇してしまった幽霊まで「オタ活にまつわる怖い話」を募集しています。

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