これが近未来のポーカーか……! サミーが本気で作ったポーカーハウス「m HOLD'EM目黒」に行ってみた(1/2 ページ)
日本でもブーム到来中のテキサスホールデムが遊べるお店が8月27日にオープン!
サミーが手掛けるアミューズメントポーカーハウス「m HOLD'EM 目黒(エムホールデムめぐろ)」が、8月27日にオープン。それに先駆け、記者がプロジェクションマッピング機能搭載のポーカーテーブルなど、近未来のポーカーを体験してきました。
m HOLD'EMとは
世界で最もポピュラーなポーカー「テキサスホールデム」を、マインドスポーツからマインドエンタテインメントへ発展させることを目指すエンタテインメント事業「m」。2021年7月には年間を通して賞金付き大会が開催されるスマートフォン向けアプリ「m HOLD’EM(エムホールデム)」をリリースするなど注目を集めており、8月27日にはリアルポーカーハウス「m HOLD'EM 目黒(エムホールデムめぐろ)」をグランドオープンします。
目黒駅から徒歩3分ほどの場所に位置する店舗の目印は「m」ではおなじみのフクロウのキャラクター。すぐそばの階段を上ってみると、ゆったりとした空間に8卓のポーカーテーブル、バーカウンターなど広がっています。
検温・消毒を済ませて店内をぐるり。まず目に飛び込んできたのは、スペード、クローバー、ハート、ダイヤをイメージした置き型照明や、「CHECK(チェック)」「Raise(レイズ)」「ALL-IN(オールイン)」「TEXAS HOLD'EM」といったポーカーに関連するワードをイメージしたオブジェ、トランプを昇華させたアートの数々です。
店内を彩るアートは、河村康輔さん、TOYA HORIUCHIさん、竹内俊太郎さん、magmaさんが、カウンターバーやラウンジはGELCHOPと佐々木亮平さんが手掛けており、バーカウンターの周りでは電球を使ったアートやポーカーの役をイメージしたタイルアートなどが目を引きます。
ポーカー好きがときめかずにいられない空間の中で最も注目すべきは、プロジェクションマッピング搭載のポーカーテーブルです。
ポーカーは主に、勝ち抜き形式で優勝者を決めるトーナメントと、自分の所持チップを使ってテーブルに座るリングゲームの2種類で遊ばれることが多いゲームなのですが、「m HOLD'EM 目黒」ではトーナメントの場合にオリジナルのムービーをポーカーテーブルに投影できるほか、企業協賛試合の場合は休憩時間にCMを投影することも技術的に可能とのこと。
またリングゲームの際にも、プレイヤーが希望するデザインをポーカーテーブルにすることもできるため、“ポーカーテーブルのデザイン自体が変わる”というこれまでにないポーカー体験が提供されます。このシステムには、取材に訪れた記者たちはもちろんのこと、プロのポーカープレイヤーもかなり驚いており、まさに近未来のポーカールームといえそうです。
記者もポーカーを体験
今回は約1時間でテキサスホールデムのルールや遊び方、実際にゲーム進行を体験できる「初心者コース(3000円)」を取材することになりました。
テキサスホールデムはディーラーから配られた2枚の手札と場に公開される5枚のカード、合計7枚から5枚を使い、最も強い役を作ったプレイヤーが勝利というシンプルなルールのゲーム。ディーラーのYUKIさんが取材陣に対してカードの役、プレイするときの注意点などを丁寧に講習してくれ、いよいよ1人2万点持ちで実戦形式のプレイをスタートさせます。
カードがシュッシュッと配られる中、記者たちはそれぞれ相手にカードが見えないようにそっと2枚の手札を確認。ゲームに参加する「コール」、ゲームから降りる「フォールド」、賭け額を釣り上げる「レイズ」の中からベストな選択を行っていきます。
最初のゲームで筆者に配られた手札(ハンド)は弱く、またゲームの有利性を左右するポジションも悪かったため「フォールド」を選択。ゲームの終了まで店内を見渡していると何やらおいしそうなドリンクメニューが目に飛び込んできました。
「m HOLD'EM 目黒」では、カードの役をイメージしたカクテルやモクテル(ノンアルコールカクテル)が提供されており、例えば最も強いペアをイメージした「AA(エーシーズ)」は、トリュフオイルをインフュージョンしたウォッカベースのカクテル。10が2枚のペアをイメージした「TT(テンズ)」は青いレモンサワーなどが用意されています。
筆者はその中からハートをイメージしたモクテル「HEART」をチョイス。ブラッドオレンジベースのさわやかな味わいと、中に入っているオレンジのかわいらしさにテンションが上がります。
このカクテル・モクテルを手掛けているのは、西麻布にある会員制バー「Cocktailante OBORO(カクタランテ オボロ)」のオーナー山川俊太さん。「m HOLD'EM 目黒」でしか味わえないテキサスホールデムをモチーフにしたドリンクを楽しむことができます。
この他にも「PIZZA SLICE / SEAFOOL」の猿丸浩基さん監修の「POKER FOOD」が用意されており、ピザをはじめ、ポーカーをプレイしながら食べられるフィンガーフードやうどん専門店「麺散」の裏メニュー「牛すじカレー」をアレンジしたフードや「Harlow ICE CREAM(ハーロウ アイス クリーム)」によるアイスクリームなどが用意されています。
そうこうしていたら「A(ダイヤ)A(ハート)」が配られて大チャンス到来。全てのチップを賭ける「オールイン」を選択すると、別のプレイヤーも「オールイン」を選択したので、2人で戦う「ヘッズアップ」に発展しました。結果は見事、「A(ダイヤ)A(ハート)」の勝ちで大幅にチップが倍増。一気にテーブルで一番チップを保有している「チップリーダー」になることができました。
その後も順調にチップを増やしていき最終ハンドで配られたのは「9(クローバー)9(ハート)」と9のポケットペア。最終ということもあり、テーブル全員でオールインしてみることになりました。
他の皆さんのハンドは「6(クローバー)10(ダイヤ)」と「Q (ダイヤ)6(ハート)」と「2(スペード)5(スペード)」。
そして場に登場した5枚のカードは「9(スペード)10(クローバー)4(スペード)6(スペード)K(ダイヤ)」。筆者は9のカードが3枚そろう「スリーカード」という比較的強い手が完成。他の皆さんは「6(クローバー)10(ダイヤ)」→「10ペア」。「Q (ダイヤ)6(ハート)」→「6ペア」、「2(スペード)5(スペード)」→「フラッシュ」という結果になりました。
ここでは同じ柄のカードが5枚揃う「フラッシュ」が完成した「2(スペード)5(スペード)」の方がポット(場に出ているチップ)を全部獲得。一気にチップを増やすことに成功しましたが、それまでに地味にチップを集めていた筆者が6万点オーバーで優勝となりました。
競技ポーカーの面白さとエンタメとしての面白さ
アミューズメント大手のサミーが手掛けるポーカーハウスということもあり、初心者でも安心して来店できるというところも大きな魅力の「m HOLD'EM 目黒」。
もちろん玄人にも楽しんでもらえるよう今後はさまざまなトーナメントも用意しているとのことなので、気になる方は公式サイトをチェックしてみると良さそうです。
m HOLD'EM 目黒
アクセス:東京都目黒区目黒1-3-15 No.R目黒2F
営業時間:月〜金/17:00〜23:00 週末・祝日/13:00〜23:00
問い合わせ:03-3779-4510
トーナメント:3000円〜/最大2時間(S&G)・最大10時間(Deep)
リングゲーム:3000円〜/参加するには500ptもしくは1000pt分のチップが必要・SB5、BB10のストラクチャー
ビギナーズクラス:3000円/1時間・500Ptとワンドリンク
VIP Room:2万5000円/1時間・初心者講習込み
バーカウンターのみ使用/500円
(Kikka)
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