何げなくドラゴンフルーツのつぼみの中身カウント → 1000本以上の雄しべ登場で地獄の作業が始まった記録が壮絶だけど爆笑(1/2 ページ)
スタッフを巻き込んだ一大プロジェクトに。
入手したドラゴンフルーツのつぼみの中身が気になり何げなく解体してみたところ、想像を絶する苦行が始まってしまった記録が大変壮絶なことになっています。約4時間半に及ぶ戦いの記録、ご覧あれ。
この記録は、渋谷区ふれあい植物センター 軟式 スタッフ宮さん(@fureai_miya)さんが投稿したもの。花弁の枚数などを調べてみようと始めたものでしたが、剥いていくと中心部にあったのは数え切れないほどの雄しべたち。やばいものに手を出してしまったことが分かった瞬間でした。
ピンセットを持ち出し1つずつ取っていきますが、遅々として進みません。急きょやり方を変更し、カッターで1束ずつ切って並べる方式に変更。徐々に分解されていく雄しべたちですが、途中からやばい肩こりに襲われ出します。
ようやくある程度進んだかな……というところで基部を切り開いてみると、さらに中から大量の雄しべを発見。まだまだ終わりそうにありません。さすがに続けての作業に限界が来たのか昼食へ立つと、スーパーでドラゴンフルーツの果実を購入するのでした。
昼食を終え作業にもどるや並べていた雄しべたちを乗せていた板をひっくり返して地面に落とすハプニングに襲われながらも、ついに解体完了。各パーツの数をカウントしていった結果は、がく(蕾を覆う黄色い葉のような部分)80枚、花弁28枚、雄しべ1173本、雌しべ1本でした。
11時に始めた作業でしたが、カウントが終わったのは13時30分だったとのこと。この分解したつぼみは髪にテープで貼り付け、翌日植物園内に張り出したそうです。
ちなみにドラゴンフルーツの蕾の構造は、「アスパラとえのきの肉巻き」のようになっていたそうです。雌しべがアスパラ、雄しべがえのき、肉が花弁とがくに当たります。
さらに翌日、購入したドラゴンフルーツの果実に含まれている種子の数のカウントという新たな苦行を始める宮さん。あまりにも数が膨大なため総重量の10分の1果肉でカウントし、数を10倍して推定値を出す方式としました。
こちらは12時〜15時までかけ、638個の種子を摘出。ドラゴンフルーツ1つには、約6380個の種子が含まれているという結果になりました。
宮さんに数え終わったときの感想を聞いてみたところ、「疲労困憊過ぎて、喜びすら感じられなくなっていました。比較的リアルでみょうな夢を見やすい体質? なのですが、これが夢に出たらどうしよう、怖い。と思っていました」とのこと。また、過去には収穫した果実や種子を切って断面を見せるなどはしたことがあるものの、今回のような地獄は初めてだったそうです。
作業中は本来の業務を他のスタッフがやってくれるなど、職場を巻き込んでの大実験となった今回の試み。本当にお疲れさまでした。今後はさらに、ドラゴンフルーツの発芽実験を行う予定だそうです。龍との戦いは、まだ終わらない……!
画像提供:渋谷区ふれあい植物センター 軟式 スタッフ宮さん(@fureai_miya)
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