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廃校のサバゲーフィールド化企画が「侵入者を撃退する定番の妄想」ができそうだと話題に きっかけは思い出の詰まった母校への思い(1/2 ページ)

学校にやってきた“悪いやつら”から華麗に乗り切る俺様ごっこができる!?

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 廃校施設をサバゲーフィールドとして活用するプロジェクトが始動。Twitterで「学校にテロリストが来たけど華麗に乗り切る俺様ごっこ」ができそうだと話題になっています。小中学生時代の妄想がいま――。

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サバゲーフィールドが建設される予定の廃校

 三重県いなべ市の「旧西藤原小学校」を活用し、屋内・屋外併合型のサバゲーフィールド「F.M.A(フジワラ・ミリタリー・アカデミー)」が建設される予定。オープンは2022年春を予定しています。後方には藤原岳がそびえる自然に囲まれた場所で、ここでサバイバルゲームができるというだけで楽しそうです。

 Twitterでは冒頭のような、侵入者をヒーロー的に撃退する定番の妄想のほかにも、「サバゲで『リアル暗殺教室』出来るじゃん」「フルメタルパニックごっこできるぞー!」など、アニメやドラマ作品のファン視点での楽しみ方も寄せられ盛り上がっています。学校だけに、いろいろな遊び方ができそう……!

 そんな注目を集める“廃校サバゲー”の運営者・F.M.A校長(@tadano0ssan)さんは、西藤原小学校の卒業生。5年前、子どもの数の減少もあり、同校含む藤原町の小学校5校が新設小学校に再編、および中学校と施設一体型の小中一貫教育に移行し、母校が廃校となってしまいます。

「廃校になってしまった母校は、私の祖父から息子まで4世代が通った思い出の詰まった学校です。このまま活用法が見つからなければ、市からは取り壊す事も有り得ると聞いていました。しかし、これだけ大きな施設を民間人が運営する事は簡単な事ではありません」

 そこで、少しでも管理のしやすい施設として思いついたのが、サバゲーフィールドとして活用することでした。

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旧西藤原小学校の教室

 またF.M.A校長さんは「私が小学生の頃は、裏山などに基地を作り、銀玉鉄砲やおもちゃの刀で遊んだりしていました」と振り返り、いろんな思い出がある学校という場所で、みんなそれぞれ「大人になった今、自由に遊んでみたいのではないか?」と、需要を感じていたこともきっかけとなったようです。ちなみに、距離的には離れているものの、旧西藤原小学校はF.M.A校長さんの経営する会社の隣にあるとのこと。

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体育館

 今回は特に“妄想をサバゲーとして現実化できる施設”として注目を集めましたが、参加者みんなが安全に外遊びができる「老若男女問わず、たくさんの方々に愛されるフィールドになってほしいと願っています」とF.M.A校長さん。この場所に「夢」や「ロマン」を感じるすべての方に楽しんでもらえたらとしています。

 そして最後に「これはどの地方にも言える事だと思いますが、私の住む町も過疎化が進む田舎町です。地元の活性化という意味でも、このフィールドが出来れば、良い循環が生まれるのではないかと密かに期待しています」と、プロジェクトへの思いを話してくれました。

 サバゲーフィールド「F.M.A」の詳細は、F.M.A校長さんが所属するサバゲーチーム「M.F.C.T」のTwitterアカウント(@MFCT5)にて今後発表され、YouTubeチャンネルでは「廃校探検ツアー」の動画も公開される予定です。

12月9日追記

 F.M.A校長さんは、一部地域住民の反対があり、来春のオープンはできなくなったと報告。「諦めずに鋭意努力していくつもり」「年数を掛けてでも地道に理解してもらう取り組みを考えます」とも述べています。

画像提供:F.M.A校長(@tadano0ssan)さん

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