「学校は机に座って勉強するだけの場所ではない」とよく言われますが、それゆえにさまざまな事故やトラブルも起こりうるもの。ねとらぼ読者からそんな体験談を伺う本企画、今回は「教室にあったオルガンのふとしたトラブル」のお話。痛いんですよね、こういうの……。
ちょっとした空き時間、オルガンを演奏してくれた先生
小学1年生のころ、私のクラスでは「下校前にオルガンの周りに集まって、担任の先生のピアノの演奏を聞く」ということがよくありました。
掃除が早く終わると、終わりの会が始まるまでちょっとした自由時間になって。そのとき「先生何か弾いて〜」と頼むと、よく弾いてくれてました。
―― あらステキ。
そういう風に自分含め、5〜7人くらいで先生の演奏を聞いていたあるときのこと。終わりの会が始まる時間になって、先生がオルガンのフタを閉めました。
それが突然のことだったので、鍵盤に置いたままになっていた私の手はバーーーンッと挟まれ、右手小指の爪が丸ごとポロッと取れました。
事態が飲み込めず宇宙猫のようにぼうぜんとしていると、様子に気づいた男子が「先生ー! ○○ちゃんが泣いてるー!!」と騒ぎ立ててくれて。おかげで、大人に気付いてもらえました。
※宇宙猫:「スペースキャット」とも。SNSなどでたまに見掛ける、宇宙を背景にした猫の合成画像の総称。特に有名なのが、驚きを通り越して呆然としているような表情で目を見開いている猫を使用したもの。
ちなみに泣いてはなかったので、そこから慌ててウソ泣きしました。
―― その後、どうなりましたか?
先生の車で取り急ぎ、近くの病院(内科)に行って。爪が生えるまでの数カ月間、治療を受けることになりましたが、親や祖母は「子どもだもん。ケガの1つや2つ」みたいな感じで心配ゼロ。
当時高校生だった姉は、包帯ぐるぐる巻きのアメリカンドックみたいになった私の指を見て「漫画やんwww」と笑い、やはり心配ゼロでした。
アラサーになった今でも、右手小指だけ関節の動きがカクカクしてます。
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