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人嫌いな馬 VS 動物の声が聞こえる素人騎手、対決の行方は……? 競馬の魅力に迫る漫画に「最高」「続きが読みたい」の声(1/2 ページ)

荒ぶる馬を乗りこなせるか。

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 動物の言葉を理解できる少年が騎手を目指して入学試験に挑む漫画「白帝のエリカ」が、人と馬が一体となる競馬の魅力を教えてくれます。作者は『僕より目立つな竜学生』などで知られる漫画家の杠憲太(@yzrh_kyun)さん。

競馬漫画「白帝のエリカ」動物の声が聞こえる素人騎手が有能だけど人嫌いな馬に挑む 言葉の壁を越えた人馬一体の姿が感動的 極度の人嫌いで問題視される競走馬エリカマレンゴに挑む

 学費がタダであることを目当てに、騎手の養成学校「競馬学苑」の受験に挑む綱引鉄太(つなびき・てった)。鉄太は動物病院を営む実家で育ち、動物と言葉を交わせます。周囲の人から白い目を向けられても、人目をはばからずに動物と会話し、彼らと対等な目線で生きる人物です。

 試験会場で出会った在校生の李木ほなみ(すももぎ・ほなみ)に一目惚れをした鉄太は、合格を何としても勝ち取るために意気込みます。しかし、騎乗試験で割り振られた元競走馬のエリカマレンゴは、ほなみだけに従う気難しい雄馬。エリカを乗りこなし、ほなみに一目置かれようと考え、鉄太は暴れ馬を手懐けようと奮闘します。

競馬漫画「白帝のエリカ」動物の声が聞こえる素人騎手が有能だけど人嫌いな馬に挑む 言葉の壁を越えた人馬一体の姿が感動的 鉄太は李木ほなみに一目惚れ

 エリカは競走馬としての能力がとても高く、ほなみから高い期待を受けています。しかし、ほなみ以外の人間にはまるで懐かないどころか、反抗的な態度を続けているため「訓練馬として致命的」と評価されてしまい、教官からは処分を検討され始めていました。競走馬の厳しい現実……。つまりエリカの命は、鉄太が乗りこなせるかどうかにかかっているのです。

 プライドの高いエリカは、鉄太の言葉を理解しつつも完全に無視。言葉でわかり合おうとはせず、鉄太の行動を通して、自身にふさわしい騎手であるか見定めようとしています。対する鉄太もエリカに執着。他の馬を選び騎乗できれば試験に合格できるにも関わらず、あえてエリカへの騎乗をやめようとはしません。

競馬漫画「白帝のエリカ」動物の声が聞こえる素人騎手が有能だけど人嫌いな馬に挑む 言葉の壁を越えた人馬一体の姿が感動的 乗りこなそうとする鉄太と抵抗するエリカの真剣勝負

 いざ試験が始まるとロデオのような暴れぶりに振り回される鉄太。激しい縦揺れの吐き気と、尻尾でおしりを激しく叩かれる衝撃で、倒れこんでしまいます。鉄太に抵抗するエリカも汗にまみれてへとへとに。互いに体力の限界を迎えながらも、無言で勝負を続けます。

 息を切らしながら鉄太は、人間になじめないエリカの気持ちに寄り添い、「お前は…自由に走りたい…俺はお前を乗りこなし…たい!」「俺はお前の声を聴ける!!」と真剣な気持ちをぶつけます。そして「お前の騎手にしてくれよ!」とエリカへ訴えかけると、「──立て小童」と、エリカは初めて口を開いたのです。

競馬漫画「白帝のエリカ」動物の声が聞こえる素人騎手が有能だけど人嫌いな馬に挑む 言葉の壁を越えた人馬一体の姿が感動的 二人の勝負の行く末は……?

 気持ちが衝突した2者のただならぬ姿に、静まりかえる試験会場。鉄太の思いはエリカに届くのか。鉄太は入学試験を通過できるのか、そして、エリカは処分を免れることができるのか。ギャンブルにとどまらない競馬の魅力に踏み込み、「キャラがかっこよくて可愛くて最高に面白かったです!」「めっちゃ続きが読みたいです!!」との感想が寄せられた物語の結末は、ぜひ漫画を読んで確かめてみてください。

作品提供:杠憲太(@yzrh_kyun)さん

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