【お仕事楽しい】「言い出しっぺが全部やる」のをやめようと社長に提案したところ……? 落語みたいなオチに「これはいい現代落語」「うちも一緒」の声(1/2 ページ)
だからそれがいけないんですって。
お仕事に関するツイートをイラストを交えて紹介する「お仕事楽しい」。今回は問題提起と解決に関する落語のような出来事のツイートです。
いや、だからその言い出しっぺっていうのがですね……
仕事で落語みたいな出来事があったのでSSにしました。
「室長、ちょっと来たまえ」
「はい、すぐ伺います」
経営戦略室長が社長に呼ばれた。
「全社に発信したあれの投書は来たかね」
「あれと言いますと、目安箱制度でしょうか」
「ああ。社員が私に直接問題提起できる、あの制度だ。あれはわが社のボトムアップ型組織への変革の要だからな」
「まだ0件です」
「なぜだ」
「発信への社員の反応はみな消極的でした」
「そんなはずはない」
「ある社員の声では『結局うちの会社は言い出しっぺがやらされるから、言うだけ損だ』と」
「そんな奴がいるのか」
「『問題提起したいことはあるが、したら自分が責任を負わされる』と予想している社員は、少なくはないようです」
「どうにかならんのか」
「問題提起者と実行責任者を明確に分離させる仕組みを作って、それを全社に明示すべきかと」
「それは確かに。すぐにそうしよう」
「本件、誰が主導しましょうか」
「君だろ。君が言い出したんだから責任持ってやるのが筋だろう」
(ゲムぼく。さんのツイートより)
ツイート主はゲムぼく。さん(@gamebokusan)。トップへの意見を投げるための目安箱、会社に設置されがちですよね……。しかしそこには、ひとつも問題提起の意見が届かず。ボトムアップ型の組織を目指す社長は、経営戦略室長を呼び出します。
なんの意見も届かない原因は、言い出しっぺに全責任を押し付ける自社の雰囲気にあるのでは? ということで、問題提起者と実行責任者を切り分ける提案をする経営戦略室長。しかし返ってきたのは「じゃあそれは言い出しっぺの君がやりたまえ」という返答。いや社長、あの〜、それはですね……。
まさに落語のようなオチに、「これはいい現代落語……」「言い出しっぺがやらされる。だからみんな黙ってる。というのは、どこの会社も一緒」「どうしたら残業を減らせるか話し合う会議を、22時から開催された思い出」などといった声が寄せられました。
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