「30代のベテラン魔法少女」が新人魔法少年に手ほどき 大人の色気と訳ありムードが漂う漫画にドキドキ(1/2 ページ)
大人の女性3人と17歳少年1人、どんな物語になるのか楽しみ。
魔法使いになりたての少年を迎えた先輩は、30代のベテラン美人魔法少女3人組! Twitterユーザーのユミノ(@blue_yumino)さんが漫画にした、ときめきにあふれるシチュエーションに、期待の声が集まっています。
漫画で描かれるのは、新米魔法少年と魔法少女の初顔合わせ。3人が代わる代わる少年を歓迎する様子を、少年の視点で見せる描写が、生々しくドキドキを誘います。
まず話しかけてきたのは、魔法少女歴20年で32歳独身の明星久美子。「お腹とか空いてない? おねーさんが何かおごってあげようか?」「くみおねーさんって呼んでもいいよ」と、積極的に“お姉さん”をアピールしてきます。いきなり距離感が近い。
続く与野なぎさは魔法少女歴15年の36歳で、離婚歴1回。自分の娘と同じ年ごろの魔法少年にどう接したものかと迷い、「自分の息子と思って接してみよーか?」などと冗談めかしています。乾いた笑いがどこか寂しい。
最後の森下マリアは、夫を亡くした魔法少女歴12年の34歳。夫に先立たれてから再び吸い始めたというタバコを消し、「君は絶対に早死にするな」と真剣に語りかけます。この人だけ重すぎるよ……!
長い人生と魔法少女歴を感じさせる、3人のキャラクターが魅力的なこの漫画。今のところ基本設定が示された段階ですが、読者からは続きが読みたいと期待の声が多数。「くみさんに甘えたい」「なぎささんにはぜひ、娘さんに『最近楽しそうじゃん?』とか言われて初めていろいろと自覚してほしい」「マリアさんがたくさんの死を見てきた軍曹みたいで刺さりました」など、みなさん想像をふくらませているようです。
「34歳で魔法少女歴12年ということは、マリアは22歳で魔法少女に?」など、設定に戸惑う声もありますが、作者によると魔法少女歴の数字は累積とのこと。マリアもなぎさも結婚や出産といった事情で休んでいた期間があり、3人とも10代で魔法少女になっているのだそうです。
ユミノさんはこうした3人の事情を織り込んで、続きを執筆するとのこと。魔法少年少女に何が起きるのか楽しみなところですが、とりあえずおまけ漫画では、階段を駆け上がって息が切れるベテランの様子が描かれています。急に切実。
作品提供:ユミノ(@blue_yumino)さん
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