「それ」はいったいなんだったのか……「もうひとりの自分がいた」としか考えられない、ある男性の恐怖体験を漫画化(1/3 ページ)
お母さんは「何かが来た」のを知っていました。
誰かが体験した「実話怪談」の魅力は、本当にあったからこその「怖くて」「オチが存在せず」「原因はなく」「突拍子のない」内容にあるのかもしれません。
今回紹介する作品は、10月21日に発売予定の単行本『フォロワーさんの本当にあった怖い話(双葉社)』に収録されているエピソードのひとつ「ドッペルゲンガー」です。
この単行本には、著者のしろやぎ秋吾(@siroyagishugo)さんへ寄せられた、さまざまな人物の恐怖体験談を漫画化した作品が収録されています。過去にねとらぼで紹介したこともある、SNSなどにて人気を博していたシリーズで、このたび書籍化が決定しました。
ある男性が、小学3年生のころに体験したというお話。当時の男性の家は「ブロック塀を1枚挟んだ隣に小学校がある」という立地でした。放課後にグラウンドで遊んだときは、塀を乗り越えて帰宅するのが一番の近道だったそうです。
男性が塀から飛び降り着地する音が鳴り響くと、家の中から母親が「おかえり」と声を掛けてくれる。男性と母親にとって、彼が塀を乗り越えて帰ってくるのはなんでもない日常なのでした。
ある日の放課後、男性がグラウンドではなく、友達の家で遊んだ時のこと。帰宅した男性は、正面の玄関から家に入ったのですが……その様子を見た母親は、けげんな表情を浮かべていました。
男性は気にする様子もなく、自室のある2階へ上がろうとするのですが、母親に強く制止されます。なぜなら母親は「男性が玄関から入ってくるはずがない」と知っていたのです。
憔悴(しょうすい)しきった表情を浮かべる母親と、階段の下に座り込んだ男性が見た「モノ」。男性の友人が目撃した「奇妙な人物」の正体とは……。気になる体験談の結末ま、漫画を読み進めてお確かめください。
作品提供:しろやぎ秋吾(@siroyagishugo/しろやぎの漫画おおめブログ)さん
記事:たけしな竜美(@t23_tksn)
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