「顔も見たくないの」ケンカした親友が絶対に許してくれない理由は…… 予想外の展開見せるホラー漫画が刺さる(1/3 ページ)
読みきった後、もう一度読み直してみてください。
人間同士というのは一度仲違いをしてしまうと、元通りの関係にはなかなか戻れないもの。口論になりやすい話題は選ぶな、という言葉もあり、ささいなものでもケンカの火種はできるだけ避けるべきでしょう。
今回ご紹介する作品は、ささいなことからケンカをしてしまった親友同士のお話なのですが……頑なな態度を見せる友人の姿から、予想外の展開を見せる内容となっています。
作者は漫画家の的野アンジ(@matonotoma)さん。マンガアプリ「サンデーうぇぶり」でホラー作品『僕が死ぬだけの百物語』を連載中で、今回ご紹介している作品は単行本第1巻に収録されています。
主人公の女の子には、智子という親友がいます。ふたりは毎朝一緒に登校するほどの仲良しなのですが、昨日ケンカをしていました。女の子は自分に原因があると分かっていたため、その日の朝に謝って仲直りし、一緒に学校へ行こうと考えたのですが……。
智子の家のチャイムを押そうとする女の子でしたが、玄関は少しだけ開いており、そこから「押さないで」と智子の声が聞こえます。女の子はすぐに謝ろうとするのですが、智子はまだ怒っているようで「早く行って、大きな声を出さないで、顔も見たくないの」と、女の子を罵り追い払おうとするのでした。
それでも仲直りしようと食い下がる女の子に対し、智子はドアの隙間から、妙な体勢で顔を出します。「望み通り顔を見せたのだから早く行け」という智子に、女の子は怒りを覚えその場を立ち去ります。その様子を見た智子は笑顔を浮かべ、部屋の中へ滑り込み、ドアはけたたましく閉められるのでした。
ひとり学校へたどり着いた女の子は、友人から「街に通り魔が出たらしい。今日は危険なので休校、集団下校になった」と聞きます。それを喜んだ女の子は、楽しそうに自宅へ帰り着いたのですが……母親はその姿を見るなり大声を上げるのでした。なぜなら……。
どうして智子は怒っていたのか、あれほどまでに女の子を拒絶していたのか。お母さんが女の子を心配していた理由とは。予想外の結末は、漫画を読み進めてお確かめください。
作品提供:的野アンジ(@matonotoma)さん
記事:たけしな竜美(@t23_tksn)
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