子どもの成長が感じられるイベント・運動会。子どもの活躍をハラハラしながら見守るというお父さん、お母さんも少なくないはずです。そんな運動会に参加した子どもの本音を描いた漫画がInstagramに投稿されています。
むにゃこ(munyako3san)さんは、3歳の娘・あー子ちゃんと一緒に、5歳の息子・うー太郎くんの保育園の運動会に参加。うー太郎くんたちのお遊戯を見ていました。
とってもマイペースなうー太郎くんは、他の園児がおどっている最中もおどらずにただ立っています。あー子ちゃんはそんな様子を見て「おにいちゃんやってない!」とツッコんでしまうのでした。
しかし、フォーメーションの移動はできていたし、自分のポジションから動かず他の子を邪魔もしていません。去年は万国旗を見に走り去ってしまう一幕もありましたが、今年のうー太郎くんは「親ビジョンではちゃんとやってた」と評価するむにゃこさんなのでした。
運動会が終わった後、うー太郎くんに「しっかりやったね がんばったね」と言葉をかけたむにゃこさん。しかし、うー太郎くんは意外な言葉を返しました。
「やってません がんばってません」「おもしろくないから やりません」。うー太郎くんは、恥ずかしかったら、できないから、などではなく、自分の意思で踊らないことを選んでいたのです。「なん……だって……?」とむにゃこさんは衝撃を受けます。
「やらなかったの?」と聞くと、「やってない」と迷いなく答えるうー太郎くん。むにゃこさんが「おもしろくなくてもできるならやって」「やらないと悪い意味で目立つよ」「本当はできるのにできないって思われるよ」と言うと、「やらないと?」「目立つと?」「思われると?」と聞き返してきます。これはハッとする……。
みんなと同じことをする必要性を全く感じていないうー太郎くんの様子に、「もういいです」と降参するむにゃこさん。お遊戯の時間に何を思っていたのか、本人の考えを聞けただけでよかったと思うことにするのでした。
実は、むにゃこさんの父も、幼稚園時代は同じくマイペースでお遊戯をする意味がわからなかったとのこと。しかし、年長さんになってからは参加できるようになったという話を聞き、来年のうー太郎くんに期待するむにゃこさんなのでした。
協調性があるとは言えないですが、つまらないと感じる時間も行動をコントロールできたうー太郎くん。これからどんな成長を見せていくのでしょうか。
うにゃこさんはこの他にも、うー太郎くんとあー子ちゃんとの日常を描いた作品を、Instagramやブログ「だらだらしていたい育児中」に投稿しています。
作品提供:むにゃこ(munyako3san)さん
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