“トゲトゲ”と女の子のやり取りがまるでジブリの世界 元気に転がるツキイゲの仲間に「リアルまっくろくろすけ!?」の声(1/2 ページ)
元気に転がるトゲトゲと女の子のやり取りがほほ笑ましい!
砂浜を転がる“ウニ”みたいな植物と、それを砂で倒す女の子――まるでジブリ映画のような世界観の動画がTwitterで「笑った」「かわいい」と話題になっています。
投稿したのは、2010年よりタイに移住し、世界中の木の実の収集や動植物の観察を続けている、緑花文化士の山東智紀(さんどう ともき/@TomokiSANDO)さん。
トゲトゲの枝が放射状になったイネ科の「ツキイゲの仲間」が、潮風に吹かれて砂浜を転がる様子を撮影しています。
すると、奥の浜辺で遊んでいた山東さんの娘さんが、その動くトゲトゲを発見。娘さんは持っていたスコップで砂をすくい、トゲトゲに狙いを定めた一撃をザシッ!
砂は見事命中し、元気にふわふわと転がっていたトゲトゲはつぶれてダウン。娘さんは捕まえたぞとばかりに「いぇーい!」とガッツポーズをするのでした。
一連の流れとほのぼのとした映像に、リプライ欄では「まるでトトロのメイちゃんに叩き潰されるまっくろくろすけの様で笑いが止まりませんでしたw」「声がまっくろくろすけ取った時のメイそのもの」とほっこりする声が寄せられ、「これ好きすぎて何回も見ちゃう」と4万リツイートされる人気を呼んでいます。
また、あまり見ることのないツキイゲの仲間にも、「生き物かと思った」「リアルまっくろくろすけ!?」と注目が集まりました。こちらは山東さんによると、大きさは直径30センチ近くもあり、持つと結構痛いそうです。
イネ科では珍しい雌雄異株で、今回目撃された“トゲトゲ”は雌株の雌花序。ちなみに雄株の雄花序はトゲが控えめです。日本だと南西諸島にツキイゲが自生しているのだとか。
山東さんは、木の実屋「小林商会(@kinomi_koba)」の小林智洋さんと共著で、世界の木の実の中から不思議で面白い約300種を紹介した図鑑『世界のふしぎな木の実図鑑』を創元社から出版。デザイナーで写真家の山田英春さんによる迫力ある高精細写真とともに、それぞれの木の実を雑学もまじえて解説した一冊となっています。
図鑑の特設サイトでは、一部のページながら、ユニークで見て楽しい写真がたくさん公開されていますよ。
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