「もうこんなクルマ作れないよ」 キャノピールーフにバタフライドア、トヨタが作ったバブルの珍名車「セラ」に驚がく(1/2 ページ)
夏場は車内が蒸し風呂になったそうですよ。バブル〜。
演出家でタレントのテリー伊藤さんが11月4日、自身のYouTubeチャンネル「テリー伊藤のお笑いバックドロップ」を更新。「トヨタが作った珍名車」見つけて大興奮してしまいました。
テリーさんが思わずウッキウキになったのは、1990年式のトヨタ「セラ」です。
車格はよくある1500ccクラスの量産コンパクトカー。でもルーフ全面が戦闘機の“キャノピー”のようにほぼガラス、そしてガバッと「上」に開くウルトラ派手なバタフライドア! まるでスーパーカーのようなブッ飛んだ仕様で、バブルに浮かれていた当時の人も「何じゃこりゃぁぁ!」と仰天した平成バブル期を代表する迷車、いや、名車です。
国産車で初のバタフライドアを採用した、尖りまくりのパッケージ。厳密には違うが「ガルウイングドア」と呼ばれて愛され、厳密にはやはり違うがメルセデス・ベンツ 300SLやランボルギーニ・カウンタックと「同じ」なのであった
「私、25年前くらい前に持ってましたよ」。実はテリーさん、過去にセラを持っていたそうです。ボディーを真っ黄色にオールペンし、シートも同色に統一にしたさらに尖らせた仕様で「ものすごくカッコよかったんだよー」とホント懐かしそう。当時所有していたとは……さすがです。
「おぉぉ〜 車内からの景色が(スケスケで)最高だね」と伊倉さんもうれしそう。「こんなクルマ、もう作れないよね」。
販売店によると、「程度のいい個体はもうほぼ見かけない。市場に出てこない」モノだそうで、価格は現在進行形で上昇中とのこと。「でしょうね」とテリーさん。
現在(2021年11月のこの個体)の販売価格は120万円。テリーさんの「そこをなんとか!」で110万円に。一気に10万円も値下がりました。「皆さん、いかがでしょうか?」(テリーさん)。
動画には「免許取って初めて乗ったのがセラです」「これは探してる人には朗報」「超レア物」「全面ガラス張りで夏は走るサウナで地獄だったのを覚えています」など、昭和・平成時代を懐かしむ人からコメントが多く寄せられていました。あのトヨタが30年前に作った名車、バブル期を知らない若者世代の人も1台いかがでしょうか?
(カナブンさん)
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