クリスマスプレゼントに「すでに販売が終了しているおもちゃ」をねだられてしまったママが、サンタクロースを信じている息子の素朴な疑問に必死で答える漫画がInstagramに投稿され、笑いと共感を呼んでいます。
作者は、イラストレーターのぽんぽん(ponponkosodate)さん。8歳のタロくん、6歳のジロくん兄弟のお母さんです。
今から数カ月前、夏ごろのお話です。ある日、次男のジロくんが「クリスマスプレゼントに欲しいものが決まった」とママに報告をしに来ました。何が欲しいのか聞いてみると、今から15年前に放映されていた「仮面ライダーカブト」の変身ベルトとのこと。もちろん、おもちゃ屋さんではとっくに販売が終了している商品です。
「もう売ってないんだよねぇ〜……」と考えこむママに、ジロくんは「大丈夫だよ! サンタさんの工場で作ってもらえるから!」と満面の笑みで答えました。確かに、絵本やアニメの中ではサンクロースや小人たちがクリスマスプレゼントをベルトコンベヤーに乗せて準備をする「工場」のシーンをよく見掛けます。子どもらしくてかわいい答えですが、ママは遠い目をするしかありません。
そこで、ママがジロくんに「世の中には著作権というものがあること」「仮面ライダーのおもちゃは仮面ライダーの会社以外で勝手に作ってはいけないこと」を伝えると、ジロくんは「そうなんだ!」と納得してくれました。
ママが「今おもちゃ売り場で売られているおもちゃならお願いできるよ」と教えると、ジロくんには新たな疑問が浮かんだようです。「サンタさん、作れないのにどうやって袋に入れて運ぶの?」……思わず固まってしまったママ。「仮面ライダーの会社にお願いして取り寄せ……るんじゃないかな?」と苦し紛れに答えると、ジロくんは「あぁ、アマゾン使ってね?」と一言。サンタさんがアマゾンでおもちゃを購入し取り寄せている様子を想像すると、思わず笑いがこみ上げてきますね。
この投稿は「Amazon、めちゃ笑いました」「うちのサンタさんもAmazonと楽天です」など、笑いと共感の声が寄せられています。また、ぽんぽんさんと同様にすでに販売が終了しているおもちゃをねだられたという経験談も数多く寄せられ、「私の友達が子どものためにシンケンジャーの武器をYahoo!オークションで競り落としたと言ってたのを思い出しました」「うちは仮面ライダーWのベルトをめっちゃ探して中古で買いました」といったエピソードが集まっています。
ぽんぽんさんは、この他にもタロくん、ジロくんとの日々の生活をエッセイ漫画に描き、Instagramへ投稿しています。
画像提供:ぽんぽん(ponponkosodate)さん
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