「ある日突然左耳が聞こえなくなった」 突発性難聴の体験談漫画、早期受診を促すメッセージに共感の声集まる(1/2 ページ)
原因に心当たりはなくてもかかってしまうことも。
前触れなく片耳(あるいは両耳)が聞こえが悪くなったり、めまいが起こったりする突発性難聴。幅広い年代の人が発症し、原因はまだ解明されていません。そんな突発性難聴になった経験を描いた漫画がTwitterで反響を呼んでいます。
ある日突然、左耳が聞こえなくなってしまった作者の境みたる(@SakaiMitaru)さん。土曜日に開いている耳鼻科が混んでいることから診察をためらいますが、ネットで検索したところ「すぐに病院へ」「時間が経つほど治りにくい」などの言葉が。
楽しみにしていたCDがもうすぐ届くのに聞けなくなったら嫌だ……と急いで病院へ。医師から「突発性難聴」だと告げられました。昔なら点滴治療が必要でしたが、薬の服用で様子を見ることに。医師は「あなた今日来てよかったよ」と診察中に2度も言いました。
翌日、境さんの左耳は聞こえるようになっていました。翌々日に病院で受けた検査でも、聴力の回復を確認。「こんなに早くよくなるの珍しいよ。すぐに病院に来たのがよかったねぇ」と医師。
父親に回復を報告すると、よかったと喜んでくれました。父親は昔、耳にボールをぶつけられたときにすぐに受診しなかったためか難聴が治らず、補聴器が欠かせない生活をしているといいます。
境さんはヘッドフォンは使わないし、爆音も苦手で、ストレスに悩まされていることもなく、原因の心当たりはありません。それでも突然かかってしまう難聴。聞こえ方に異変を感じたらすぐに病院に行こうと呼びかける境さんでした。
漫画には境さん同様、突発性難聴になったことのある人などから多くの反響がありました。すぐに病院に行き薬で治療した人、受診の遅れで耳鳴りや難聴になった人などさまざまですが、早く病院に行くよう注意喚起していることは共通しています。なかには早期受診にもかかわらず中度の難聴が残ったという人もみられます。
早期受診のおかげで境さんの左耳は回復したものの、医師から「完治はしてない」と言われ、現在も薬を服用しています。
境さんは漫画やイラストなどをTwitterやpixivに投稿しています。
作品提供:境みたる@2日目東L08a(@SakaiMitaru)さん
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